2021年の12月にリリースが予定されていてWordPress 5.9ですが、リリースが2022年1月25に延期されました。
WordPress 5.9はいろいろな意味で影響の大きなアップデートになる予定ですので、その内容をおさらいしてみることにします。
WordPress 5.9で導入されるフルサイトエディティング
WordPressは2018年末にブロックエディタを導入し、その後次のロードマップとして、WordPressの全てのカスタイマイズをWordPressの全てのカスタマイズを今のブロックエディタと同じようにブロック単位で行える仕組み、いわゆるフルサイトエディティングの導入を目指しています。
2021年7月のリリースされたWordPress 5.8によってウィジェットのカスタマイズがブロック単位での編集に切り替わりました。
そして、この12月のWordPress 5.9において、テーマの編集も含めた全てのレイアウトの設定をフルサイトエディティングで行うという仕組みに変える予定でした。
ですが、このリリースの延期が今回発表されたのです。
具体的にどう変わるのか
こちらに動画にWordPress 5.9で何が出来るようになるかが説明されています。
ポイントとして、これまでテーマカスタマイザで行っていた、サイト全体のデザインをブロック単位で行えること。
またグローバルメニューの設定なんかもブロックエディターと同じ感覚で行えるようです。
サイトのトップなどに書き込む文章などもレイアウトから直接打ち込めるようです。
フォントの変更などもブロックエディタ上で出来るということで、トップページの作成なんかもほぼブロックエディタ上で完結出来るようになりそうです。
まだまだ不安は残る
と、ここまで見るととてもWordPressが便利になるように見えるのですが、これを実現するには当然ものすごい労力が必要な訳でして。
今回のアップデートが延期になってのも、原因はバグが潰せていないことが原因のようです。
WordPress 5.8でリリースされた、ウィジェットのブロックエディタ化もまだ実用レベルには到達していないですし、かりにWordPress 5.9でフルサイトエディティングが導入されても、またClassicプラグインのようなものを入れて古い動作環境を維持することになるのではと考えています。
本格的にWordPressがフルサイトエディティングが実用化するのはWordPress 6.0以降かなと個人的に予測しています。
今日のアクション
今回の延期は、無理にリリースをして混乱を招くこと比べれば適切な判断と言えます。今後のWordPress 5.9の動向に注目していきます。