何かにつけてお世話になっている茅場町にあるコワーキングスペース Co-Edoさん。もう通うようになって3年以上経ちます。
そんなCo-Edoさんがこの度オープン5周年を記念してCo-Edo5周年交流会をやるということで参加してきました。
イベントに参加しながらコワーキングスペースについて観じていることを書いてみます。
コワーキングスペース茅場町 Co-Edoって
コワーキングスペース茅場町 Co-Edoはその名のとおり、茅場町にあるコワーキングスペースです。その中でCo-EdoさんはIT系の勉強会を中心に日本でも指折りの勉強会の開催実績があります。
コワーキングスペースは通常、不動産系など大資本をもっている会社が運営をおこなっていることが多いのですが、Co-Edoはオーナーの田中さんがビルの一フロアを借りて開始しています。このように個人規模の経営からスタートして成功しているコワーキングスペースは日本ではまだ少数です。
一年365日年中無休で営業し、フリードリンク、無線LANが利用出来て一日ドロップインで1000円というリーズナブル過ぎる価格設定、イベント主宰者に優しいフォロー体制など、もうお世話になりっぱなしでオーナーの田中さんには頭があがりません。
Co-Edoの秘密はコミュニティ育成
コワーキングスペースという文化そのものが、Tech系の界隈で生まれたものであるため、利用者もIT系のエンジニアさんやデザイナーさんなどが多いです。
ですが、交流会の参加者はIT系方以外に演劇活動をしている役者さんや声優さんなんかもいて、Co-Edoさんの裾野広さにちょっと驚かされます。
実はCo-Edoさんを利用しているコミュニティの中にアクターズフールという役者さんのコミュニティがあり、この5周年記念のイベントの一環として演劇が上映されたほどです。
コワーキングスペースなのに、演劇と驚かれる方もいるかもしれませんが、このコミュニティを支援の手厚さことがCoEdoさんがうまくいっている要因であり、最大の強みでもあるのです。
コワーキングスペースの経営に乗り出して失敗するケースの多くは、箱物をつくることにしか目が行かず人が集まらないことが多いそうです。
コワーキングスペースは人が集まって初めてビジネスとして成立するわけですが、それはコミュニティ作りと一体不可分であるのです。
サードプレイスが好きだ
私は、家と職場以外に気軽に足を運べる場所、今風に言えばサードプレイスが昔から大好きです。
高校生のころは学校の図書館が大好きで授業が終わるといつも図書館に向かっていました、大学のころは学祭の準備をしながら大学のサークル棟で寝泊まりをするような生活をしていた時期があります。
図書館にしても、大学のサークル棟にしても、フラっとそこによるとなんとなく知っている顔ぶれを中心に人がいて安心できる感覚がありました。
一方で図書館にしろ、サークル棟にしろ、いきつけのバーなどにいくのとは違い、真面目に勉強やお仕事をしている人たちもいて、ゆるく共通の目的意識を共有している部分あります。このゆるさと真剣さの絶妙なバランスのある雰囲気が大好きなのです。
社会人になってからはなかなかそんな場所もありませんでしたが、時代が変わりコワーキングスペースというものが出来はじめて、少し懐かしい感覚も沸いて来ています。
コワーキングスペースと働き方改革
昨年くらいから日本では働き方改革と盛んに叫ばれるようになって来ています。注目を浴びるのは長時間労働を是正する部分だけですが、そもそもなぜ今急にこんないわれるようになっているのかというと、日本の労働者の思考の硬直化の問題があるのあるではないかと感じています。
普通に社会人として働いていると、どういても同じ職場の人、あるいは同じ業種の人とばかり話すことになり、話の方向性、ひいては思考に方向性が偏ってしまいます。
ですが、多くの場合、イノベーションのヒントというのは自分の業界の外にあったりするものです。ある業界の常識が別の業界では非常識だったりすることがよくあります。
Googleが自動運転に参入しているように今やビジネスのおける業界の垣根はどんどん無くなってきています。自分の業界の常識にとらわれない新しい発想を生み出して行かなければ、生き残れない時代になって来ています。
そして、その点で人と人が出会う交差点になるのがコワーキングスペースなのではないかと私は感じています。ITエンジニアと役者さんが語らうことで生まれる何かがそこにはあるのではと感じるのです。
今日のアクション
とういわけでモンハコブログは引き続き、コワーキングスペース茅場町 Co-Edoさん及び全国の頑張っているコワーキングスペースさんをこっそり応援しております。