写真を勉強し始めてから、なんとなく難しそうなので避けていたのがストロボです。スタジオ撮影などでプロの方が使っているのを見ると、細かく数値を設定したりいろんな機材が出てきたりでかなり難しそうに感じていました。
しかし、写真を勉強することは光の操り方を学ぶことであるということがだいぶ理解出来てきたので思い切って購入。結果大正解だったのでレポートします。
Godox TT600とX2T
今回、購入したのはGodoxというメーカーのストロボと無線機です。私は今まで全く聞いたことの無いメーカーだったのですが、中国のメーカーで今はストロボと言えばGodoxかプロ仕様のProphotoのどちらかのような状況になっているそうです。
ストロボというとカメラの上につけて使うイメージだったのですが、どうもそれは素人の感覚だったようで。ストロボは、いろんな角度から光を当てられるように無線機と電波を飛ばして使うことが多いようです。
今回、購入したTT600はそのGodoxのラインナップの中では、一番価格が安いモデルです。価格が安い分、全てマニュアルで調光することしか出来ません。
価格が上がって行くにつれ、オートいろいろ出来たり、充電が早かったりと多機能になるのですが、写真を学ぶ上ではマニュアル調光以外は不要なのでこれで十分です。
無線機はX1T、X2T、XProと3種類あったのですが、こちらはネットのレビューなどをみてX2Tにしました。価格は合わせて15000円くらいです。
なお、購入したはいいのですが、細かい数値の設定どころか、ストロボと無線機の接続方法もわかりませんでした。説明所を見てもわかりませんでした。この点は、ネットに情報が転がっているので、自力で調べる必要があります。
とりあえず使って見た
ストロボにはガイドナンバーがいくつとか、覚えて置かなければいけない数値がいくつかあるのですが、正直なところ、この記事を執筆している段階ではっきりとはわかっていません。
今回は、屋外のポートレート撮影をする機会があったので、とりあえず機材を持ち込んで、講師の先生に質問しながら見よう見まねで使って見ました。
撮影会の最初のほうはやはりうまく行かず、こんな感じでひかりが目立ち過ぎてしまいました。
うーん、モデルさんごめんなさい。
次の写真は、ちょっと慣れてきたところ。少し顔が明るすぎる気もしますが、だいぶ自然です。
そして、モデルさん変わりまして、これがストロボがビシッと決まった一枚。
左からストロボでサイド光を当てることで、右側に陰がくっきり出て、ちょっとファッション誌のような雰囲気になっています。光の加減もストロボを紙でくるんで微調整をかけています。
これが撮れてから感覚的にストロボを使いこなせて来た気がします。
さらにここから自分的奇跡の一枚。
モデルさんを寝転がってしたから撮影。ここで手持ちでストロボを持って下からフラッシュを炊いたところ、この写真が撮れました。こんなに格好良く撮れるなんて考えてなかったので、とても嬉しいです。
感覚でやってもそれなり使える
冒頭に書いたとおり、イメージ的にストロボってかなり難しいイメージがありまた。ですが、ちょっと慣れてくると意外と細かい数値にことは分からなくても感覚で撮影出来るようになってきます。
今回の撮影でなんとなく意識したことは、
- フラッシュを直接当てると光がキツすぎるので布などをまいて光を和らげる
- 光の大きさは1/128とか1/64とかで表現されるので分母が大きいほど光が弱くなる
- 光は斜め45が、真横から当てると良くなることが多い
これくらいです。あとは、ストロボを炊いて撮影してみて、うまく行かなかったら修正を繰り返しているうちに、写真が変わって来ます。細かい設定や数値の話は、慣れてくれば自然に覚えられそうです。
何より屋外の撮影でも、自然光のみを使うよりかなり表現の幅が拡がるので、ハードルを感じている私のようなカメラ初心者の方には、是非おすすめしたいです。
今日のアクション
さて、今回はストロボ一式を割とリーズナブルにかったのですが、どうやらカメラ好きの間ではストロボ沼というものもあるようでして。そちらにハマったらまた散財しかねないので注意したいです。いや 楽しいのですが。