WordPressがこれほどまでに普及した理由はテーマやプラグインが有料無料問わずたくさんあり、ユーザーはその中から自分の目的に合わせてたものを選ぶことができるからです。
一方でWordPressはテーマ変更やプラグインの変更を不用意にやってしまうと設定が変わってしまう場合があり、少し慎重に扱う必要があります。
WordPressのテーマやプラグインを変更した時にできるだけ影響を小さくする設定の仕方を書いてみます。
テーマのカスタマイズは子テーマで行う
WordPressのテーマを新しく追加したら最初に行うことは子テーマの作成です。
WordPressのテーマのカスタマイズを実施するときは必ず子テーマを作成して、そちらを設定しましょう。
親テーマを直接編集してしまうと、テーマのバージョンアップが発生した場合に、設定が全て消えてしまう可能性があります。
子テーマを設定する方法は慣れない方には少し難しいので、その場合はカスタマイズ用の子テーマを最初から用意してくれているテーマを選択することをおすすめします。
私はソーシャルボタンや広告用のプラグインは利用しているテーマで提供されていてもできるだけプラグインを導入するようにしています。テーマを変更した場合に、それらの設定を直すのが大変だからです。
テーマとプラグインの役割分担を設計をする
最近は高機能なWordPressがたくさん出ていて、ほとんどのことをテーマのみで完結できることもあります。中にはプラグインはあまり要らないと考えている人もいるようです。
ですが、私の考えとしては多機能だからといって全ての設定をWordPressテーマで実施するのは反対です。そうしてしまうとWordPressのテーマを変更する際に、全ての設定をゼロからやり直す必要が生まれてきます。
昨日の記事でも書いたのですが、テーマやプラグインを導入する際には本体の独立性を可能な限り維持したほうが変更するときが楽です。そのためには、テーマとプラグインの役割分担を予め決めて置いたほうがいいです。
バックアップからすぐに復元できるようにしておく
どんなに慎重に変更を行っても、思わぬところでつまずいて変更前の状態に戻せないということがありえます。そんなときは最後の手段としてバックアップから少し前の状態に戻すという方法が有効です。
ですが、このときに案外陥りがちなのが、バックアップから元の状態に復元するのに時間がかかったり、最悪自力で戻せないという状態です(バックアップをしていないは論外です)。
WordPressには、バックアップのための無料プラグインというのがいくつかあるのですが、ある程度慣れている人が復元しようとしてもそれなりに手間がかかります。
このため私は月額数百円程度の有料のバックアップサービスを利用したほうがいいと感じています。「Jetpack」の有料オプションは月額500円程度ですが、復元も比較的容易なのでおすすめです。
そのほか利用しているサーバーのバックアップサービスがないかも確認してみるほうが良いです。私が利用しているConohaには月額300円のイメージバックアップのサービスがありますが、手軽なので利用しています。
今日のアクション
こういう設定は普段は意識しないのですが、いざトラブルがおこると考えておけば良かったと後悔するタイプのものです。後周しにしないで余裕のある内に考えておきましょう。