先日、11月2日にWordPress 6.1がリリースされました。今回のアップデートはいわゆるメジャーアップデートという、大きな機能追加や変更を伴う更新です。
WordPress 6.1では、ブロックテーマの機能がより強化され、WordPress全体としてそちらの方向に舵を切ろうとしていることが強く伺えます。様々な機能追加があるのですが、その中でもブロガー的に気になった機能を紹介してみます。
デフォルトテーマ「Twenty Twenty-Three」
WordPressは、現在フルサイト編集の導入を段階的に行っています。現状で言うとまだまだ、実用レベルには達しいないのですが、いずれサイトのデザインはフルサイト編集の機能を使って行うのが普通になると予想しています。
今回、WordPress 6.1で使いされたデフォルトテーマ「Twenty Twenty-Three」でも、フルサイト編集の機能は強化されており、テーマの外観を簡単に変更できるスタイルが用意され、そして記事のテンプレートして使えるオリジナルのブロックパターンが新たに追加されています。
パーマリンクの編集がしやすくなった
ブロガーにとって、パーマリンク(URLの末尾の文字列)はSEOに影響する場合もあり、実は結構重要な要素です。おそらくSEOを意識して設定している人はパーマリンクの設定を投稿名にしている人が多いのではないでしょうか。
ですが、ブロックエディタでは、このパーマリンクの編集をちょっと面倒に感じることがあります。単純にパーマリンクの表示されている位置が見にくかったのです、
WordPress 6.1ではこの問題が改善され、パーマリンクの位置が「概要」という項目の中にまとめられて、かなり見やすくなっています。これで、無駄にストレスになっていたパーマリンクの編集が少し楽になるかもしれません。
リストビューの常時表示が可能に
ブロックエディタの便利な機能にリストビューがあります。リストビューは編集中に記事のブロックの構成を一覧で表示していくれる機能で、長い記事を書く際には、全体の構成を把握できるため、とても便利です。
ですが、リストビューはこれまで都度呼び出し見る必要があったため、少し使い勝手が悪いと感じていました。
今回のWordPress 6.1ではその部分も改善。編集画面の右上のナビゲーションメニューから「設定」の項目で、リストビューを常時表示できるようになっています。常に有効にする画面がせまくなるため、これはこれで不便と感じる人もいそうですが、少なくとも長文を書くときには便利な機能です。
今日のアクション
WordPress 6.1には、この他にもブロックエディタ関連でこまかな改善点があります。気になる方はチェックしてみて下さい。WordPressの更新の前にはバックアップを忘れずに。