コネクティングドッツを目指すというかコネクティングドッツしかないと言うか、そんな心境

一昔前に情報発信をするときには、総合ブログにするか、専門ブログにするかみたいなことで結構盛りあ上がった時期があります。総合ブログというのは、一つのブログで複数のテーマの記事を書いて、発信者を総合的に読者に知ってもらう方法で、専門ブログとは特定のジャンルに特化した情報のみを掲載し続けるブログのことです。

今は、世の中のトレンドとしては、完全に専門ブログ優位の時代になった感じがありますが、以前は総合ブログか、専門ブログかみたいなことで結構盛り上がっていました。

当ブログはちなみに総合ブログです。これは私自身が特定にジャンルの記事を集中して書くと飽きてしまうのもあって、今もKindle、WordPress、カメラ、その他にもその時の気分で雑多なことを書いています。

昔は、複数のジャンルの組み合わせて自分だけのファンや出来ることを生み出すんだと意気込んでいました。目の前のことに全力で取り組んでいれば、やがて点と点がつながって線となる。スティーブジョブスの名言、いわゆるコネクティングドッツというヤツです。

実際、そういう手法をテーマにしたブロガー本もたくさん出ていましたし。

ですがこの言葉、最近は年齢を重ねたせいか、どちらかという少しネガティブな意味でこのことを捉えるようになっています。

どのジャンルを見ても自分より凄い人が沢山いて、さらにその中の一握りしかその分野で成功することは出来ないこと、そして、自分の年齢を考えても今から新しいことを初めてどの程度力を伸ばせるだろうということを考える機会が増えました。

どの分野でもそれほどの力がない私のような普通の人間は、もう自分の出来ることを繫げてやっていく以外、方法はない。なんというかそういう気分なのです。

結果として、目指すところはいわゆるコネクティングドッツで変わらないのですが、その向き合い方は今のほうがかなりネガティブなのかもしれないと感じるのです。

今週の気になっている本

コロナ過でお会いする機会が減っていますが、日頃よりお世話になっている心理学ジャーナリスト佐々木正悟さんの新刊です。タイトルがまるで私のことです。以前よりは随分マシになってほうですが、私はものすごく人の顔色を伺うほうです。

適度には悪くないかもですが、やはり過剰な場合は生きづらさを感じている人もいるはず。心理学のプロ佐々木さんがどうこれと解説するのか楽しみです。