IT技術を活用して読書という行為をもっと楽しみたい。そんな読書好きの読書好きのための読書好きのためイベントを開催しました。
普段読書という行為を紙の本だけでなく、オーディオブックや電子書籍を活用してよりクリエイティブに楽しんでいる人達にその拘り、偏愛っぷりを語って頂き、とても面白かったです。
オーディオブック派と電子書籍派が交互にLT
オーディオブック派の先方は北真也さん。長年東京ライフハック研究会を運営していて、その読書愛は筋金入り。
通勤時間や疲れ切った時などにはオーディオブックは最適で、また仕事などのストレスが溜まった時などはオーディオブックを活用して涙を流す涙活をしているという話題も。軽快なトークはさすがに安定感と説得力でした。
倉下忠憲さんは電子書籍派で登壇。しかも京都にお住まいなので、リモートでご登壇頂きました。そんな倉下さんですが、普段は紙の本、電子書籍もかなり読まれる読書家。
ただ、そんな倉下さんですがオーディオブックは聴いたことが全くないということで、登壇の後半は予定調和から外れてオーディオブック派の北さんと恒例の掛け合いに。
一口に読書と言ってもいろんなアプローチがあることがとてもよく分かる光景でした。
オーディオブック派の片山さん。片山さんがなんと言っても凄いのはオーディオブックを4倍速で聴いて理解できるということ。確かに時間は節約でいますが、4倍速って…
実際の会場で4倍速でオーディオブックを再生しているのをみんなで聴いてみたのですが全く何をいっているか分かりません。慣れれば私でもいけるでしょうか。でもその境地に至ってみたいとも感じました。
私は電子書籍派のトリを勤めさせて頂きました。今回の登壇テーマはズバリKindle Paperwhiteの素晴らしさについて。現在は上位機種のKindle Oasisを使っていますが、Kindle Paperwhiteが無ければ拙著Kindle読書術も生まれていませんでした。
軽い、目が疲れない、バッテリーの持つが良い、防水で湯船につけても壊れないという手軽に読書が出来る素晴らしさを語らせて頂きました。
今回、登壇者は6人だったのですが他の2人の方は顔出しNGということで割愛させて頂きます。残りのお二人のお話された内容も個性的で素晴らしかったです。
みんなで読書について語るクロストーク
後半は参加者の方々の質疑応答も交えつつの登壇者同士のクロストーク。オーディオブック派、電子書籍派それぞれが相手の読書方法の気になる点を質問していきます。
個人的に印象に残ったのは、倉下さんがオトバンクの広報佐伯さんに、
オーディオブックいいよって話はよく聴くけれど、紙や電子の本みたいにこの本がいいよって話の展開にならない。だから今一歩オーディオブックに手を出せないというところでした。
たしかに、オーディオブックで○○の本聴くといいよーって話の流れにはなかなかならないかも。
実際にはオーディオブックでも「もしもドラッカーのマネジメントを女子高生が読んだら」をAKBのメンバーが読んでいたりもして、個性的でおすすめできる本もあるのですが、まだまだ話題にはなっていない部分があります。
これに対しては、オーディオブックのプロモーションがYoutubeの広告みたいな感じで出たらいいという意見もあり、なんだかんだで興味あるけど今一歩踏み出せていない人が多いことがわかりました。
読書の中でもオーディオブックと電子書籍というさらにニッチな部分を語り合うイベントのため、参加者の情熱も濃いものを感じました。
主催者として皆さんに感謝
今回のイベントは登壇者側は7人、会場スタッフが3人とかなりいろんな方を巻き込んだ形での会でした。私がもっと現在の技術を活かした読書を語るイベントがしたいという想いのもと、声を掛けさせて頂きました。
登壇者の方々には快く登壇を頂き感謝の言葉しかありません。結果として、読書愛が詰まった熱いイベントになったと自負しております。
参加者の方々の中にも読書が好きでイベントの企画内容に興味をもって参加頂いた方がいて、とても嬉しく感じております。やっぱりイベント企画自体に興味を持って参加頂けるというのは主催者冥利に尽きます。ご参加ありがとうございました。
そして、なんといっても今回会場を提供して頂いたイベントスペース 星の砂 Tokyoのスタッフの皆さん特に大場さんには、細部に至るまで細やかな気遣いに感動しています。
全て手作りで内装から拘って作り込んだという会場は、どこか暖かみがあってほっとできる空間でした。このブログ記事をお読みの方で、イベントの開催場所を探している方は是非お問い合わせをしてみて下さい。
今日のアクション
読書のイベントは、地味ではあるのですが奥がが深く、興味がある人はこわだりが強いので好きな人が集まると話しが止まらなくなってしまいます。今回も時間が足りないと感じてしまいました。また、形を変えて開催したいです。