本日、6月22日。気が付くともう1週間で6月も終わりです。なんだか今年は例年よりもより早く1年が過ぎているような気がします。コロナによる外出自粛なんかも影響しているのかもしれません。
外出が減ったことで、移動時間が減ってなんと読書の量も減っているのですが、それでも2021年上半期読んで良かった本を紹介していきます。
2021年も折り返し!上半期読んで良かった本を紹介するよ
世界は贈与で出来ている
資本主義社会における贈与とは何かについて、倫理学的な視点から解説してくれています。
日本でも近年クラウドファンディングなど、寄付に関して注目が集まっていますが、一方でトラブルも多くなっている印象。ここからは私見ですが、日本の場合は、人に何かを送る贈与というものに関して、思想的下地がないことが原因ではないかと感じています。
等価交換が原則の資本主義社会の中で、贈与とはなんなのか。深く見つめる機会となる本です。
「育ちがいい人」だけが知っていること
友人のすすめで読みました。この本、タイトルから煽ってるなーという印象の本です。私自身、あまり育ちがいいほうの人間であったのでこのタイトルには抵抗を覚えました。
ただ、内容として育ちがいい人がなぜ特をするのか、その理由をきちんと書いてあり、人と接する上での心構え的にこともあるので、自分と照らし合わせて自分の言動を振り返る良い機会になりました。日本では、裕福な人=性格が悪いというイメージがメディアなどによって布留されていますが、実際は逆のことが多いのです。
育ちが悪かったことで人生損をした気がしているあなたへ〜【読書レビュー】「育ちがいい人」だけが知っていること | モンハコ
SDGs思考
最近、なにかとよく聴くSDGsという言葉。なんとなくわかった気になっていません。実は私もそうでした。
SDGsという言葉どのような背景で生まれ、何を目指しているのか。それを知ることが出来る本です。現代の教養としておすすめです。
サクッとわかる ビジネス教養 地政学
近年の中国の経済発展による台頭、そしてそれを警戒するアメリカ。大国の間で揺れる日本。ニュースなどで聴いて、興味が無くてもなんとなく知っている人も多いでしょう。実は、このような国と国との力関係は、地理的な条件で決まっていることが多く、それを体系つけた学問を地政学といいます。
本書は、その地政学の入門書として図解を交えながらわかりやすく書かれています。私が好きなマンガ「紛争でしたら八田まで」とあわせて、地政学初心者の方にはおすすめです。
「紛争でしたら八田まで」が面白かったのでおすすめしてみる | モンハコ
妄想する手 思考する手
本書の著者はソニーコンピューターサイエンス研究所・副所長の暦本氏。今の日本社会のイノベーションという言葉に対する疑問を実体験をもとに綴った本です。
日本の社会ではイノベーションは生まれにくいというけれど、本来イノベーションとは狙って産み出せるものではなく、日々生まれる妄想の中から気が付いたら生まれるもの。本来、この妄想を産み出す遊びの部分が大事だったはずなのに、今の社会はルールを絶対視して余裕が無くなっていると警鐘を鳴らしています。
たしかにこの社会の息苦しさのようなものは私でもなんとなく感じるので、指摘は正しい気がします。なぜ、日本の社会からイノベーションが生まれなくなったのか。気になる方は読んでみて下さい。
スマホ脳
スマホが人間の脳に与える影響について論じている本です。私もすでにスマホがないと生活が成り立たないところまで来ているので耳が痛いです。
スマホ依存の最大の弊害は、集中力が無くなること。通知やいいねが常に気になる状態となり、人間は本来持っている認知リソースを大幅に消耗してしまうのです。スマホは便利なツールであることは間違いないので、ききちんと距離を置いて使っていくことが大切です。
なぜ写真がうまく撮れないのか
再三ブログ宣言している通り、写真の勉強をしております。取り始めた最初のころは、おおー狙った通りの写真がとれたなどと喜んでおりましたが一巡すると、「あれ、これどこかでみたことある感じだなぁ」と感じるようになってきました。
この原因は良い写真とは何かを根本的に考えたことがないから。本書では、良い写真とは何かについて論じてられています。ガジェット好きはどうしても、良いカメラばかりに目がいってしまうのですが、当たり前ですが、それよりももっと大事なことがあるのですよね。
今日のアクション
2021年上半期はあまり本を読んでいない印象だったのですが、振り返ると意外に読んでいました。やはり、Kindleで隙間時間にチマチマ読んでいるのが聞いています。日々の積み重ねは大事ですね。
Kindleを活用して読書量を増やす方法はこちらの本をご覧下さい。