なんと、気付けば2018年ももうすぐ半分終わってします。いや、なんかこの前始まった気がするのですが。今年もいろんな本を読んでいますが、個人的に2018年上半期に読んだ本の中から良かった本を紹介します。
2018年も上半期に読んで良かった本を紹介するよ
Hit Refresh(ヒット リフレッシュ)
マイクロソフトの新しいCEOであるサディア・ナダラさんが書いた書籍です。サディアさんはインド出身の方です。テクノロジー企業の中でも、マイクロソフトはおそらくもっとも企業として方向転換をしようとしている会社です。先日はGitHubの買収が話題になりました。
マイクロソフトは今何を考えて、どこに向かおうとしているのか。サディア氏の私的なストーリーも紹介されているので、自叙伝的に読むことが出来ます。
世界史を変えた薬
現代は、身体の調子が悪ければ病院にいって簡単に薬を処方して貰えます。ですが、ほんの数百年前までは風邪一つで多くの命が失われていたのです。
本書は現代では当たり前になっている薬について、登場した時代背景と研究者たちの人生ドラマを紹介しています。きっと、現代医療のありがたみがわかるはずです。
まんがでわかるピケティの「21世紀の資本」
少し前に話題になったトマスピケティの21世紀の資本。読んでみたいとは考えつつも、あんな難解で分厚い本は私には無理と感じていました。そうしたところに本書を発見。ストーリー仕立てでわかりやすく読むことができます。
本書を通じてわかることがそもそも資本主義とは格差を生み出す装置だということ。格差が壊れるのは大きな戦争のあと数十年だけだということが過去のデータからわかるという下りには衝撃を受けます。
健康を食い物にするメディアたち
BuzzFeed Japanの朽木誠一郎さんの書籍です。朽木さんは医学部出身で、BuzzFeedで医療系のジャーナリストとして活動されています。
ネット界隈では、一昨年くらいから悪質な医療系Webメディアが問題になっていますが、この問題にするどく食い込み問題の本質をわかりやすく解説してくれています。本書を読めばいかに医療系の情報がデリケートなものであるかがわかります。
LIFE SHIFT
人生100年時代に突入し、しかも日本では人口減少の影響によっていずれ定年という概念はなくなるかもしれません。そのようななか、これまでの学生〜社会人〜老後のような一本道なライフプランを歩む人は減ってくるはず。
本書では、生まれた世代別のケーススタディを通して、これからの時代どう働き、どう生きて行くべきなのかを検証しています。
質問は人生を変える
しつもん家として活動されているマツダミヒロさんの書籍です。自分に対して日頃とんな問いを立てているかというのは本当に大事で、小さな積み重ねが大きな変化に繋がります。
日々の思考パターンに疑問を感じたら読むことをおすすめします。
誰もが嘘をついている
アメリカの大統領選挙において、多くのマスコミがヒラリー優勢を伝える中、検索エンジンの検索ワードからはトランプが勝つこと分析されていた。人間は、面と向かって人に本心は言わないけれど検索窓の前では素直になる。検索エンジンは人間の脳鏡になっているのです。
ビックデータと解析することによって、今まで調査出来なかったようなことが赤裸々にわかるようになってきているという事実を詳しく解説してくれています。
Kindleでも読める本がたくさん
こちらの記事で紹介している本はKindleでも読める本がたくさんあります。Kindleに関する活用法、読書法については拙著「本好きのためのAmazonKindle読書術」にて紹介しております。