昨年12月に招待制だった「Amazon Echo」を購入してほぼ3ヶ月が経ちます。それだけ使っていると便利な点も不便な点も見えてくるわけで。一般発売も開始して購入を検討されている方も多いでしょう。「Amazon Echo」を3ヶ月使った感想をレビューします。
「Amazon Echo」を購入して良かった点
音楽を聴く機会が増えた
私はこれまで移動中にiPhoneで音楽を聴いていたのですが、自宅であまり音楽は聴いていませんでした。ですが、「Amazon Echo」を購入してからは以前より音楽をかけるハードルが下がっています。
「Amazon Echo」の購入と同時に「Amazon Prime Music Unlimited」に加入したのですが、以外に登録されている音楽の種類が多いので、自分の気分に合わせて音楽を聴くことが出来ています。
特にブログの執筆や作業中の音楽は「アレクサ、集中できる音楽をかけて」のように自分の気分を伝えるだけで再生が始まるので便利です。
ラジオを聴く機会が増えた
音楽と合わせてよく聴くようになったのはラジオです。「Amazon Echo」のスキルにはradikoがあります。「アレクサ、ラジコでニッポン放送をかけて」というっだけでradikoの再生がはじまります。
私はこれまでもradikoでよくラジオを聴いていたのですが、いちいちスマホやPCを操作するのは面倒だなと感じていたので、これはすごくハードルが下がりました。
タイマーとしても優秀
「Amazon Echo」をタイマーとして利用するととても重宝します。自宅で料理をする際に、「アレクサ、15分後にタイマーをかけて」というだけでタイマーが開始します。料理などで手が塞がっているときにはとても便利です。
それと、だらしない話ですが二度寝をしたいときも超便利です。朝目を覚まして、もうちょっと寝ていたいとき「アレクサ、10分後に起こして」というだけで二度寝用のアラームになります。実際にやってみると分かりますが、いちいちスマホでアラームをセットするよりも楽なので、病みつきになります。いいことかは微妙ですが。
朝の情報収集が便利に
何かとバタバタする朝の時間帯、いちいち今日のニュースや天気をスマホで確認するのも時間が惜しいときがあります。ですが、「Amazon Echo」を利用することで音声だけで今日のニュースや天気を簡単に確認出来ます。
「アレクサ、今日の天気は」と質問すれば、登録しているエリア周辺の一日の天気、気温などを音声で案内してくれるので地味に重宝しています。私は朝はテレビを見ないと決めているので、音声で案内があるのは私のライフスタイルにすごくマッチしています。
「Amazon Echo」のいまいちな点
実用的なスキルはまだまだ少ない」
「Amazon Echo」はスキルの仕様が開発者用に公開されていて、他のスマートスピーカーよりも企業や個人など第三者がスキルを作り易いと言われています。ですが、すくなくとも今のところそこまで利便性を感じることが出来るスキルは多くありません。
今後、生活を潤してくれるようなスキルがもって出てきて欲しいところです。
Amazonデバイスと連携できない
これは今後、ソフトウェアのアップデートによって改善していくと考えられますが、2018年4月の段階ではfire tv stickを初めてとしたAmazonデバイスとAmazon Echoの連携は出来ません。
これは結構致命的だなと感じています。fire tv stickでドラマや映画を探したいとき、いちいちスマホやPCから検索する必要があります。fire tv stickにキーボードを接続する方法もありますが、どちらにしろ面倒です。
Amazon Echoから「Fire tv Stickで○○がみたい」というだけで検索してくれたら最強だなといつも感じています。海外ではすでに対応済みらしいので早く日本でもソフトウェアのアップデートが行われることを期待しています。
日本語の認識がもう一歩
「Amazon Echo」の日本上陸が遅れた原因は日本語対応が遅れたためだと言われています。Amazonはなんだかんだいってもアメリカの会社なので。
多分、そういう背景も影響しているからでしょう。Amazon Echoを利用していると何度言っても日本語正しく認識してくれなかったり、スキルを起動するときもちょっと不自然な日本語になっているときがあります。
このあたりは今後改善されていくでしょうが、今のところそこまで万能ではないということは認識しておくべきでしょう。
まとめ:Amazon Echoは買いか
Amazon Echoは今の段階では、たとえばiPhoneが登場したときほど、劇的に生活を変えるほどのインパクトはまだ持っていません。
音楽やラジオ、料理のレシピといったちょっとした情報にアクセスするハードルが下がるというのが正直なところです。なので、スマートスピーカーを体験するということに価格分の価値を見いだせるなら今購入して問題ないでしょう。そうでないのなら、あわてて今すぐに買う必要はないかもしれません。
今後、スキルは実用的なものも増えていくでしょうし、Amazonデバイスをはじめ、エアコンや電子レンジなど家電と連携して音声で出来ることが増えてくると予想できます。ある程度それらの機能が普及し始めてからでも遅くないかもと感じました。