コミュニケーションが苦手。私は、一人っ子で育ったためどこかコミュニケーションに対する苦手意識を持ち続けているところがあります。一方で、人とのコミュニケーションに苦手意識をもっている人には、一定の共通点があるようにも見えます。
気にしない人はまったく気にしないのに、自分で勝手な思い込みが災いしてコミュニケーションが難しいと感じているなら、その部分を改善するだけでも、随分ラクになることができます。
自称「コミュ障」のあなたに送る7つの処方箋
コミュニケーションの基本は「聴く」ことである
コミュニケーションに苦手意識をもっていると、人にうまくものを伝えなくてはという意識が強くなりがち。私もそうでした。自分は口べただからコミュニケーションが苦手だと考えてしまいます。
ですが、これは勘違いです。
うまく話せるに越したことはありませんが、コミュニケーションを円滑に進める上でもっとも重要なのは人の話をきっちり聴く力です。相手の話に関心を持って意識して話を聴くことに集中することでかなりコミュニケーションにスタイルはかなり変わってきます。
まずは相手の話をしっかり聴くことができる人がコミュニケーション能力の高い人なのです。
非言語の情報を意識する
人と人とのコミュニケーションには、言語情報と非言語情報の二種類があります。コミュニケーションに苦手意識をもっている人の多くは、言語情報のみに意識が行き過ぎています。
ビジネス上のコミュニケーションでは言語情報に頼る部分があるのは仕方ないのですが、全てのコミュニケーションが言語情報のみによって成り立っているわけではありません。
人間のコミュニケーションは5感で成立しています。
メラビアンの法則では、人間のコミュニケーションのうち言語情報は2割程度といわれています。言語以外の相手の雰囲気や仕草を意識することが重要なのです。
相手をコントロールしない
相手に伝えよう、わかってもらおうとする熱意が強くなりすぎるて、いつの間にか相手をコントロールしようとしてしまっていることはありませんか。相手に分かって貰おうとする努力は重要ですが、コミュニーションにおいて決定権は100%相手が持っています。
誠意をもって相手に伝えるのは「自分の課題」。それを受け取るのは「相手の課題」です。コミュニケーションはどんなに努力しても伝わらないこともあるので、時には割り切りも重要なのです。
自分の感情を把握する
相手の気持ちがわからないといって悩んでいるときって、案外自分の気持ちをよそに置いていることが多いです。
日頃から自分の気持ちを押さえすぎていたりすると、大事な場面で自分の気持ちがわからなくなり、結果として人の気持ちにも鈍くなることがあります。ビジネスなどでは大事な場面で周りの空気に飲まれて決断ができないということにもなりかねません。
定期的に日記をつけたり、瞑想をするなりして自分の気持ちを振り返るようにしておくことがおすすめです。
人は貴方に感心がないと知る
「何を話せばいいだろう。変な人と見られないだろうか」という気持ちが強く働きすぎているときはうまく人と話せないかもしれません。これはいわゆる自意識過剰です。
ですが、目の前の相手そっちのけで自分をどう見られるかを気にしているのと同様に目の前の相手もそれほどあなたに関心はありません。よほどのことがないかぎりいきなり嫌われることはないでしょう。
人は自分で感じているほどあなたに関心はないということを自覚すれば落ち着いてコミュニケーションが取れるはずです。
自分を卑下しない
冒頭でコミュニケーションの基本は聴くことであると書いたのですが、これを意識しすぎるあまり、自分の主張を殺してしまう人がいます。人の話を聴くことと、自分を気持ちを殺すことをワンセットで考えてしまうのです。
これは明らかに誤りです。あくまでもコミュニケーションは相手と自分の双方を尊重しあうために行うべきもの。そして、そのために自分に譲れない部分をきっちりと認識しておくことが必須なのです。
実は体調管理も重要
人と話したくない、相手にイライラするという感情の中に自分の体調管理不足が含まれていることもあります。
ものすごく人に対してイライラする原因が実は相手が原因でなく、肩こりが原因だったということがあり得るのです。フィジカルのコンディションはコミュニケーションを取る上でも影響を及ぼします。
また、体力がなければ今回まとめたようなことを実践するしても続かないでしょう。コミュニケーションには体力が必要なのです。
今日のアクション
コミュニケーションは当然人によって得て不得手もあるのですが、視点や気持ちの持ち方を変えることでかなり改善することができます。
自分はコミュ障だと決めつけずに少しだけ、気持ちの持ち方を変えることをおすすめします。
Posted from SLPRO Z