子供は親を選んで産まれてくる。
カウンセラーさんとかいわゆるセラピー関係のお仕事をしている方と話しているとこういうことよく聴きます。
まぁ ぶっちゃっけって言うとなんら科学的な根拠のある話でないのは当たり前です。それでも、私自身は理科系の人間ですが、科学的に証明出来ないことなんか世の中にはたくさんあるから、宇宙人や幽霊くらいはいてもおかしくないと考えるほうです。
昔は、地球の周りを太陽が回っているってみんな信じてた訳ですし。
ですが、そんな私持ってしてもこの考え方は受け入れ難い。
親との確執などがある人間からするとこの考え方はかなり受け入れ難い考え方です。なんで、好き好んであんな人の子供産まれなければならないんだと考える人は沢山いるはずです。
そんなモヤモヤした感覚を持っていた私でしたが、少し前のカウンセリングのお仕事をされている方から、なぜカウンセリングの仕事をしている人がそういうことを言うかという話がとても納得出来ました。
人間はうまく行っていないときには、被害者になりたがる。
あの人がいなければ、この出来事が無ければとなかなか自分に起こっているコトを受け入れられない。
そういう人が立ち直って前を向いて行くには、自分で選んだ結果だという意識を持つ必要があるけれど、それを突き詰めていくと必ず最後のあの親から産まれていなかればというところに辿りつく。
だから親を自分で選んだという意識を持つことが出来ることによって、初めて自分の人生を生きているというところに立つことが出来る。
正直、なるほどーと感心してしまいました。
世の中には、どうしようもない家庭環境というのがあって、幸い無事に大人になれてたとしても、あとあとまでそれを引きずっている人というのは多いものです。
ただ、そのことをグダグダ言っていても目の前の現実は変わらない。もし、そんな時あの親を選んだのは自分。これは自らに課した試練だくらいに考えることが出来れば、確かに前へ進もうという気になるかもと感じました。
そして、私自信もそう考えるのもアリかもとも。何分理屈っぽいので、納得出来るまで時間がかかるのですがこの考え方は受け入れてもいいかなと感じた次第です。
今週の気になっている本
知人が交流分析を勉強していてちょっと興味を持っています。
その交流分析の中で中心となっているのが人生脚本という考え方。人は幼少期に自分自身の人生脚本を描き、その通りに生きるという考え方です。人生脚本の大部分は親からのメッセージにより決定され、無意識のうちに生き方を決め、それに従い行動するというのです。
まさにその状況から抜け出すには、自分が親を選んで産まれて来たという意識が必要なのかもしれません。