昨年からちょくちょく山梨に遊びに行かせて頂いているのですが、そのご縁で山梨で小学校の先生をされている川崎将人さんとお知り合いになりました。
そして、その川崎さんから拙著と私のブログを読んだ上で、なんと、山梨でやっている学校の図書館司書さん達の勉強会でぜひKindle読書術の講演をして欲しいというなんともありがたいオファーを頂いた次第です。
ピンチ!前日の大雪予報
えっ そんなちゃんとした場所に私なんかでいいのですかと感じたのですが、光栄なことでもあり、喜んで快諾させて頂きました。
講演の内容のついては、過去に開催したワークショップなどの内容を元にアップデートをして作成。年明けくらいから準備を始めてかなり万全を機していました。
ただですね、講演当日がなんと大雪。前日の夜の段階では東京から甲府へ向かう特急の計画運休まで発表されて、これは延期か中止かなと半ば諦め掛けていました。
ところが当日の朝は予報で出ていたよりは雪も少なく、一部運休はあったものの早めに運転再開。講演の開始の時間が15:30からで午後移動の予定でいたため、新宿から無事特急あずさに乗ることが出来ました。
櫛形西小学校に到着
甲府駅からは川崎さんの車で学校まで送ってもらい、いざ会場の櫛形西小学校に到着。講演会場の体育館に入ると想像以上に多くの人がいて驚きました。
しかも、会場には私の名前が大きく書いた垂れ幕が。ちょっと恥ずかしい。いやなんか緊張してきました。
さて、肝心の講演の内容なのですが、今回学校の図書館司書の方々とKindleとの普段の距離感が全くわかりません。なので、内容はKindleとは何という導入から始まって徐々にレベルアップ。
ライフハック的な便利機能の使い方や電子書籍だから出来る事について解説。そして、よく言われる紙か電子かという議論はあまり意味がない事や本当に我々が警戒すべきことは、いわゆるアマゾン・エフェクトとと言われる市場の寡占状態の事である事などをお話しました。
お話を聞いて頂いている方々の反応がよくわからなかったので、ちょっと不安だったですが、後からお聞きすると中盤くらいから聞き入って人がたくさんいたと言われたので、ある程度内容が伝わったのかなぁと感じております。
色々と大きな意味を持つ講演
学校図書館という場所には私は個人的に強く思い入れがあります。高校時代に、学校に図書部という部活があって私はそこに入っていました。
図書館の受付をやったり、文化祭で宮沢賢治の展示をやったり、中の良かった放送部の友達と紹介ビデオを作ったりと地味ではありますが、自分にとっては青春の思い出がある場所です。
そんな学校の図書館を支える司書の先生方の前でお話をするというのは嬉しくも気恥ずかしいという感覚もありました。
一方で、学校図書館の多くは未だ紙の本のみを扱っており、電子書籍はどちらかというと認知もされていない状態です。
ですが、子供達の活字離れは深刻であると川崎さんは危機感を持っておられ、電子書籍をもっと活用することでこの問題にアプローチ出来るのではないかとお考えでした。
個人的にも日本の電子書籍が子供達身近な存在となることで、ITリテラシーの向上に繋がるのではと考えております。
もちろん、今回の講演があったからすぐに何かが変わるとは行かないわけですが、もし私の講演をきっかけに学校司書の先生方が電子書籍をもっと活用して見ようと少しでも考えて頂けたら嬉しいです。
今日のアクション
私、個人の経験としても今回のような機会を頂き誠に感謝しております。川崎さん、本当にありがとうございまいた。また山梨に遊びにいきますので、どうぞよろしくお願い致します。