コミュニティ運営のコツを人を巻き込むこと

2020年になって毎月開催している山梨WordPress MeetUp。今回で10回目の開催となります。WordPress MeetUpとは、WordPressの公式の勉強会で世界中の国々で開催されています。

もちろん、日本でも多くの地域で開催されていますが、山梨WordPressMeetUpに関しては、国内の中でも割とうまくいっているほうだと手応えを感じ始めています。

WordPress MeetUp自体はWordPressに興味があれば誰でも参加出来る勉強会で、特にこういう風に運営しなければならないという明確な決まりはあまりありません。

ただ、そうした中でもありがちなのが、運営する側が頑張り過ぎたり、一人で抱え込んでしまって回らなくなるケースは多いように感じてます。

WordPress MeetUpは、オープンソースの精神に乗っ取った無償のボランティアによる勉強会なので、どうしてもコミュニティの運営に負荷がかかりすぎると、継続しての開催が難しくなってしまいます。

WordPress MeetUpに限らず、いろいろなイベントを運営してきて、ある程度イベント運営を続けていくと必ずこの問題にぶち当たることを知っていたので、山梨WordPress MeetUpではとにかく人を巻き込むということを意識して運営しています。

他のWordPress MeetUpでは、WordPressのトレンドに乗っ取りその時期にトピックを決めていく方法をとっていく方法をとっているところもありますが、これは登壇者や運営者にどうしても負荷がかかってしまうので、山梨ではやっていません。

その代わりWordPress MeetUpに参加してくれている人の中から話せそうな話題を持っている人にどんどん声をかけて、人ベースで登壇内容を決めていくようにしています。

こうすることで、1度登壇してくれた人は、WordPress MeetUpを自分のイベントとして認識してくれるようになるので、コミュニティの結束が強くなると考えています。

そもそもWordPressに限らずコミュニティの魅力はいろんな人と繋がれることなので、こうして人を繫げていくやり方がいいし、うまく行きやすいと私は考えています。

今週の気になっている本

徳島県の海部町は、全国平均と比べて極端に自ら命を絶つ人が少ない町です。その理由は、この町のコミュニティの性質が大きく影響しています。

今の社会はインターネットが発達して、昔に比べるとどういうコミュニティに属して、どういう人と付き合うかが割と選び易い世の中になっています。そして、どういうコミュニテイに属するかで人生の質が大きく変わるとも感じています。

では、良いコミュニティとはなんなかのか。この定義はとても難しいのですが、本書からそのヒントを学ぶことが出来ます。

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