WordPressは誰でも簡単にブログやWebページを開設できると聞いたけど、実際にやってみるとある程度HTMLやCSSを使える必要があった。これは初心者の方からよく頂く声です。実際には知らなくても出来るのですが、デザインや機能にどうしても制約が出てきてしまうため、かゆいところに手が届きません。
本当にノンコーディングでサイトを作るのは不可能なのか。もしそんな疑問を持っているならページビルダーツールが使えるかもしれません。WordBench 東京 4月の勉強会はこのページビルダーに焦点を当てた勉強会でした。
最近話題のWebアセンブラーというお仕事
最初はWordBench 東京運営メンバーの清野君のセッション。
近年海外を中心にWeb業界では、「Webアセンブラー」という職業の人が増えているということ。Webアセンブラーとは、基本的にコーディングはしないけれど、すでにWeb上にあるアプリやサービスを組合わせてユーザーのニーズにあったサービスを提供する人の総称です。
日本ではあまりまだあまり聞かない呼び方ですが、たしかにWeb上に置いてあるツールは無料あるいはちょっとのお金を出せばかなり快適に使えるものが沢山ありますし、これからも増えていくでしょう。
一方でいくら便利なツールが出てもITに苦手意識をもっている人がいるもの事実でそういう方達に対してそれを選定して組合わせるスキルだけである程度仕事が成り立つもの納得です。ちなみにそういう意味ではブロガーはすでにその多くがWebアセンブラーのようなものですね。
ただ、今後はWordPressをはじめCMS自体がより簡単に誰でも扱えるように進化していくことが予想されることから、徐々に仕事の料は減っていくのではという予想もされていました。たしかに人工知能の話題でもそうですが、技術が進化するとだんだん人はいらなくなるんですよね。
ページビルダー経済圏!便利な拡張プラグインと対応テーマなどなど
続きましてReadyShipというWordPress関連のサービスを展開している川端さん。テーマはページビルダー経済圏について。
ページビルダーとは、ノンコーディングでWordPressを作れるツールのことです。主にWordPressのプラグインとして提供されています。ただ、それだけでは機能として十分でなく、ページビルダーの機能を拡張するためのテーマやプラグインがたくさん用意されています。
私はこれまでページビルダーというものをあまり知らなかったのですが、このページビルダーツールとその拡張プラグインやテーマだけかなり大きなマーケットに成長してきていて、コミュニティ活動も活発になってきているとのことでした。
ただ、日本での活動はまだまだこれからであり、またいくつかの主要なページビルダーツールのうちどれが伸びてくるかは不透明な部分もあるため、その動向はきっちり見定める必要がありそうです。
Webアセンブラー御用達。実演!ページビルダーツール超最速テーマ制作
最後は中島さんのページビルダーツールの実演です。ページビルダーを使って約30分でゼロからWebサイト構築します。今回使うページビルダーツールは「Beaver Builder 」です。
中島さんは、全く異形種からここ2年くらいでWeb制作の仕事を覚えたということ。仕事ではコーディングはしていないそうです。
私はここまで話を聴いてホントかなぁと少し疑っていました。なんだかんだこういうツールはここ一番使い勝手わるかったりすることが多いからです。
ですが、実際に目の前でサクサク作られていくWebサイトを見ながらおぉと唸ってしまいました。多少遅れてしまいましたがほぼ30分でサイトが完成。たしかに早いです。
実際には中島さんがツールを使うのに慣れているからできるのでしょうが、それを差し引いても大きな可能性を感じる実演でした。
今年のWordCamp Tokyoは9/14・15開催
最後に今年のWordCamp Tokyoの日程が公開されました。
今年の開催には9/14、15日の2日間です。今年からコントリビューデイが先になって14日、2日目の15日がセッションデイになっています。
運営スタッフは下記から募集中ですので、われこそはという方は是非申し込んでみて下さい。
WordCamp Tokyo 2018 の運営スタッフを募集します! – WordCamp Tokyo 2018
今日のアクション
ブロガーは記事を書くのがメインですが、ブログのカスタマイズもやる必要があるのでWebアセンブラー的な活動は相性がいいと感じました。ぜひページビルダーも使ってみようと考えています。