昨日に引き続いてWordCamp Tokyo 2017のお話。WordCamp Tokyoは9月16日と17日の2日間に渡って開催され、一日目がセッションデー、そして2日目がコントリビューターデーでした。
こちらのコントリビューターデイでは、情報発信のメンターを担当。ブログをこれから始めたい人、すでにブログを開設している人たちと一緒にブログ談義で盛り上がりました。
コントリビューターデーとは何か
WordPressは、オープンソースのソフトウェアで、本体やプラグイン、テーマの開発、また関連するドキュメントの翻訳、さらにわらないときにお世話になるフォーラムなども全て有志による無償の活動で行われています。
これら一連の活動のことをコントリビューション(貢献活動)と呼びます。そして、コントリビューションをWordCampというお祭りで集まってみんなでやろうというのがコントリビューターデイなのです。
2日目の冒頭、コントリビューターデー班の班長、鳥居さんからご挨拶があり、その後テーマごとにメンター役となる人が当日に取り組み内容について解説してくれます。
こちらはWordPressのコアのバグ修正に取り組むチームのメンターさんです。
こちらはWordPressの疑問や質問にフォーラムで回答していくチームです。一通りの説明が終わったら、参加者は自分の興味がある班にわかれて作業を開始します。
ブログ班では何をしたのか
私の担当したブログ班には、まだブログを開設されていない方、開設しているけれどWordPressの扱いがいまいちわからない方、そしてすでにある程度ブログの更新を続けている方と人によって状況がかなりマチマチでした。
そこでWordPressの習熟状況によってさらに細かく班をわけ、もう一人のメンターの中島さんとともに個別に質問疑問に答えていく形を取りました。
私が担当した班では、プラグインの選び方や設定方法についての質問が多かったのです。そういう話題になるとどうしてもソーシャルシェアのプラグインやSEP関連のプラグインの話になります。
それはいいのですが、せっかくの機会なので、初心者の方が後回しにしがちなバックアップやセキュリティ関連の設定についてもレクチャーさせて頂きました。この機会にぜひWordPressの正しい知識を身につけて貰えればと考えたのです。
説明を受けた方には大変満足して頂けたようなので、これから頑張ってブログの更新を続けて頂ければと願っております。
ブログライティングは貢献なのか
コントリビューターデイは、世界各地で開催されるWordCampでも行われています。ですが、このブログライティングという班があるのは、恐らくWordCamp Tokyoだけです。
ひょっとしてらブログを書くという行為は本来の貢献活動の定義からは少し外れるのかもしれません。
ですが、私はWordCampとかコントビューションってまだまだ一般のWordPressユーザーには敷居が高いイメージが強いと感じているのでこういう取り組みは大切だなと考えています。
また、市場全体を活性化するには供給よりも需要が活性化することが重要だと言われています。このように考えると、WordPress対する正しい知識を持ったユーザーが増えることで、結果としてWordPress全体が盛り上がると予想出来ます。
その意味でブログライティングはやはり立派な貢献活動だと感じるのです。
今日のアクション
コントリビューターデーはWordPressのエコシステムを理解できる絶好のチャンスです。ブログ班のように初心者でも気軽に参加できる班もありますので、興味のある方は来年以降、ご参加頂ければと考えています。