カメラを片手に東京に出よう!【読書レビュー】東京の懐かしくて新しい暮らし365日

東京と言う街は不思議な街です。徳川家康が天下を取るまでは、何もない場所だったのが、江戸時代以降急速な開発が行われ、江戸として日本の行政の所在地に。明治維新以降は、東京として日本の首都となっています。

東京は世界の中のメガロシティでありながら、昔ながらの面影を残す独特の町並みをしています。

東京の懐かしくて新しい暮らし 365日──巡りゆく日々の中で見つけたとびきりのお気に入りたち

本書は日めくりカレンダーの様な構成で、東京の様々なスポットを紹介してくれています。写真が好きな私が本書で紹介されている気になるスポットをいくつピックアップして紹介してみます。

GINZA SIXの屋上庭園

東京の商業の中心地と言えば、銀座です。高級な店が建ち並ぶ中に2017年に作られたのが銀座SIX。いわゆる複業商業施設です。

本書ではじめて知ったのですが、GINZA SIXには屋上庭園があるそうです。私も銀座には、たまに出かけるのですが全く知りませんでした。

GINZAは、三越やApple Storeと言った特徴的な建物が並ぶエリア。屋上なら眺めるとどんな景色なのか是非行ってみたいです。

夕焼けだんだん

JR 日暮里駅を出てすぐのところにあるのが、谷中商店街につながる夕焼けだんだん。私はここに何度か訪れたことがあります。スナップはもちろん、ポートレートの撮影にも最適なんですよね。

夕焼けだんだんにて

またここの下の谷中商店街もスナップ撮影には最適。写真が好きな方には、おすすめのスポットです。

神楽坂の石畳

こちらは、オシャレなお店が建ち並ぶことで有名な神楽坂。個人的には、雰囲気のとても好きな街です。

本書によると知名の由来は諸説あるそうで、坂の途中にあった高田八幡の御旅所で神楽を吹いたのが由来ではないかとも言われています。

神楽坂にて

明治から大正にかけては花街としても栄えた歴史がある料亭や路地裏の飲食店が多いのはその名残だそうです。

本書では、善國寺にある兵庫横丁と言われる石畳のスポットをおすすめしています。

今日のアクション

本書は、365日とあるように日めくりカレンダーのような形で、綺麗な写真と文章がワンセットになっているので読んでいるだけ癒やされます。

定番の場所から、著者の中川夫妻のオリジナルの視点が入った穴場スポットまで幅広く紹介されているので、きっとお気に入りの場所が見つかるはず。是非手にって見て下さい。

本書は著者の中川学さんに献本頂きました。