2018年下半期に読んで良かった本を紹介するよ

2018年も気付くと残り1週間程度となりました。振り返ると今年もいろいろな本との出会いがありました。個人的に今年は読書量が少し少ない年でした。ただ、その中で印象に残る本は何冊もあったので、2018年下半期に読んで良かった本を紹介します。

2018年下半期に読んで良かった本を紹介するよ

When 完璧なタイミングを科学する

物事を決断するときに最適なタイミングとはいつなのかにテーマを絞った本です。

働くこと、休むこと、決めること、全てにはそれをやる最適なタイミングというものが存在するのです。経験則としてなんとなく感じていたけれど、こちらの本では大規模な調査に基づいてそれを裏付けてくれています。

発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術

正直あまり期待しないで読み始めた本だったのですが、良い意味で期待を裏切られた本です。発達障害を持っている著者が実践している工夫を余すことなく披露してくれています。

この本の著者ほどの発達障害でなくとも、ちょっとモノを整理整頓が苦手だったり、忘れ物をしがちだったりという意味では誰しもその要素はもっていると私は考えています。その意味であらゆる人が学ぶことができる本だと言えます。

こうして店は潰れた: 地域土着スーパーやまとの教訓

スーパーやまとは山梨県に数店舗を構えていた地域密着型のスーパーです。環境に配慮した斬新な取り組みが話題となり、10年ほど前にはテレビなどのマスコミで度々取り上げられていました。

そこからわずか10年程度。最近名前を聞かなくなったと感じていたところ、実は倒産していました。なぜ、あれほど話題になってスーパーやまとは倒産してしまったのか。それを社長である著者が赤裸々に語る内容となっています。きれい事だけでは済まされない経営の実態を感じられる本です。

「かたづけ思考」こそ最強の問題解決

お世話になっているかたづけ士小松さんの新刊です。私が主催しているしつもん読書会の課題図書にもさせて頂きました。

片付けとリーダーシップという今までにない視点で書かれています。片付けの仕方一つで職場の雰囲気が変わるのこと割にあると感じているので、働き方改革が叫ばれる昨今の参考書としておすすめです。

the four GAFA 四騎士が創り変えた世界

GAFAとはGoogle 、Apple、Facebook、Amazonというアメリカ発のIT巨大企業の頭文字とって作られた言葉です。今年の流行語大賞にもノミネートされています。この巨大企業達が作り出す世界はこれからどうなっていくのか、そこに死角はないのかに焦点を絞って書かれています。

私もどっぷりGAFAのサービスや精神にはまっっている人なのですが、改めてこの本を読むとそれでいいのかなという気分になります。出来ればこの企業を超える会社が日本から出てきて欲しいのですが…

このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法

転職活動に関する本というのは、たくさん出ていた私もこれまで何冊も読んでいました。ですが、ここまで初めて本質に切り込んだ本というのは多分はじめてではないでしょうか。

転職の本質とは何かについてかなり深く切り込んでいます。人生100年時代の仕事との付き合い方の参考にもなる本です。

ホモ・デウス 上下合本版 テクノロジーとサピエンスの未来

事実上、サピエンス全史の続編となる本です。サピエンス全史が人類はどこから来たかに焦点をあてていることに対し、ホモデウスは人類はどこへ向かうのかに焦点を当てて書かれています。

本書の中心的な考え方として、人とは単なるアルゴリズムであるという点はかなり衝撃的です。そう仮定した場合に、これからの人工知能の時代に人類はどうなっていくのか。人類にとっての幸福とはなんなのか。壮大なスケールで書かれています。

Kindleでも読める本がたくさん

こちらの記事で紹介している本はKindleでも読める本がたくさんあります。Kindleに関する活用法、読書法については拙著「本好きのためのAmazonKindle読書術」にて紹介しております。