これからの働き方を考える上で読みたい!おすすめ書籍7選

最近では毎日のように働き方改革という言葉が叫ばれるようになりました。仕事を生産性を挙げて無駄な残業はしない、副業解禁で自由な働き方を、AIによって人の仕事はどんどんなくなるといった言葉を連日目にします。また、会社員かフリーランスかみたいな議論もよく見かけます。

ひとつ、ひとつのことは正しい気がのですが、トータルで考えるとどれもステレオタイプで似たりよったり。結局働くのは自分なので、流されないで自分なりの考えを持たないとなぁと感じるのです。そこでこれからの働き方を考える上でのおすすめ書籍を紹介します。

これからの働き方を考える上で読みたい!おすすめ書籍7選

人事のプロが教える 働かないオジサンになる人、ならない人

戦後からバブル期の時代まで日本経済を支えた日本型組織。その問題点は何なのか。それを組織内部の目線でまとめているのが本書だと言えます。歴史のある組織に属している人の中には、わかるとうなずく人も多いのではないでしょうか。

未来の働き方を考える前に個人のライフサイクルと組織の発展が噛み合わない理由を考える上で適した書籍だと言えます。

未来の働き方を考えよう

最近、マスメディアなどでも聴くことがある「40歳定年制」を主張しているのがこの本です。個人的には先に紹介した「人事のプロが教える 働かないオジサンになる人、ならない人」のアンサーブック的な内容になっているような気がします。

WORK SHIFT

IT技術の普及によって、産業革命に匹敵する変化が社会に到来している。この現在進行形で起こっている変化に気づき、柔軟に対応出来たものだけが、自由で創造的な人生を歩めると本書では書かれています。

では具体的にどう変化していけばいいのか。本書ではそれを3つのシフトの視点から書いています。これからの働き方を考える上ではまさにバイブル的な書籍と言えます。

LIFE SHIFT

人生100年時代の到来でライフステージはどう変わるかがテーマの書籍です。これまでの平均的な人のライフステージは「修学期」「就労期」「引退後」の3つでしたが、これからの人生100年時代にはこれ以外の様々な生き方をする人が出てくるはず。

特に日本は、年金の支給年齢の問題や再雇用制度の問題があるので参考になる書籍だと言えます。

ALLIANCE アライアンス

ネット上ではよく会社員かフリーランスかみたいな議論を見かけるのですが、正直そんなの人によるはずです。たしかに自分でビジネスを構築できるフリーランスは自由でいいかもしれないけれど、世の中には組織の中でしか実現出来ないこともあります。どちらかというと問題なのは、硬直した組織と個人の関係性のあり方なのかなと。

Webサービス「Linkedin」の創業者が組織と個人の新しい関係性の構築方法について書いています。

10年後の仕事図鑑

落合陽一さんとホリエモンの未来予測の対談をまとめた本です。

AIの普及によって人間の仕事がなくなるという主張はよく聞くのですが、個人的には割と楽観的です。それは無くなる仕事があるのと同時におそらく新しく生まれる職業が出てくるだろうと考えているから。

ただそれは変化に対応するためには、やはり準備が必要です。これからの世野中を予測する上で参考になります。

ティール組織

新しい時代の究極に理想的な組織とはどのような姿なのか。それを事例に基づいて書かれています。

残業時間の問題や副業解禁など、働き方に関する個別の議論はいろいろあるのですが、結局のところ日本人の多く、特に組織に属して働く人の多くが働きづらく、生きづらいと感じているのが本質的な問題なのかと。

そしてそれは今の日本型組織が抱えている問題なのではないかと。その意味では、今政府が進めている働き方改革のゴールは結局ここなんではないかと感じています。

今日のアクション

働く時間というのは人生の大部分を占めているので、人生のクオリティに直結する反面、生活のために妥協しているという人も多いと感じています。そんな中これからの変化の時代をピンチとみるかチャンスとみるかは大きな差だなと考えています。