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「ネット時代の医療情報との付き合い方」は全てのネット利用者の必読書




少し前に39度近い熱が出て家で寝込みました。その後、熱も下がり一応普通に暮らしているのですが、咳と痰だけがなかなかとまりません。ときどき痰が喉につまって息苦しいですし、人に写さないようにマスクが手放せなかったりします。

しかも、頭の片隅で「こんなに咳が長引くのはただの風邪じゃないんじゃないか」と少し考えたりするわけで。ネットで気になって症状を検索してしまいます。

そうするとネットにはいろんな情報が出てきます。換気をよくしようといった内容のものから、それは喘息の一種かもしれないというものまで、情報の内容はいろいろ。いろいろ見ていると不安になってきますし、あきらかにでたらめ内容でもそうかもしれないという気分になってきます。

健康を食い物にするメディアたち ネット時代の医療情報との付き合い方 (BuzzFeed Japan Book)

ネットは誰でも情報発信できるからこそ、全てが正しいとは限りません。正しい情報リテラシーを身につけないと痛い目を見そうです。

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病気になるとメンタルが弱る

以前、自宅で夜間をひっくり返してしまい火傷をしてしまったことがあります。このときに、火傷をしたときに処置がわからずにあわててネットで検索をして手当したことがあります。

検索結果にはいくつもサイトが出てくるわけですが、慌てているので冷静に見比べる余裕はありません。一番上に表示されてサイトに書かれていた方法で手当しました。

ですが、落ちついてから検索結果を見比べると、間違った健康情報を流しているとネット界隈で話題になっているWebメディアが含まれていました。幸いそのサイトは参考はしなかったのですが、病気やケがのときはいちいちそんなことを気にする余裕すらないのです。

本書に書いてあった言葉

1PVはただの数字ではなく、1人の命と同義です。

これは本当だなと感じた出来事でした。

メディアの運営と経済合理性は切っても切れない問題

なぜ、医療のようなデリケートな分野で間違った情報が流布されてしまうのか。

本書では、Webメディアだけではなく、書籍などの既存メディアも経済合理性、すわなちビジネスとして成立させることが全てにおいて優先されていることで、このような問題が起きていると指摘しています。

マスコミも出版者も、Webメディアもほとんどのメディアはビジネスでやっていることを意識するべきなのでしょう。そのメディアを運営するのにどこから資金がでているのかは少しくらいは考えるべき時代なのです。

例えば、健康関連の書籍を読むと結構真反対のことが書かれていることが多くて混乱することがあります。

「朝食は必ず食べなさい」と書いている本と「朝食は食べないと健康になれる」という全く意見逆の説を唱える本が出ていたりします。正直、素人からするとどちらを信じていいのやらです。

一般的によく言われていることを本やメディアに書いても売れないから、できるだけ常識と異なるセンセーションな内容のほうが注目を浴びるということなのでしょう。

我々はそのような情報の海の中から、必要な情報を取捨選択できる能力が必要なのです。

情報発信者としての責任

本書では2016年末にメスメディアを騒がせたWELQの騒動が発覚するまでの経緯、そしてその後の顛末や医療とWebメディアに関連する問題の本質が書かれています。

我々はこの本を読むときに2つの読み方が出来て、一つは情報の受け取り手として、でたらめな情報に如何にだまされないようにするか。どのように距離をとっていくかという読み方が出来ます。

一方で今やスマホ一つで誰でも情報を発信側に回れる時代。それゆえに誰しもが誤った情報を簡単にネット情報に発信することが出来ます。気軽に投稿をしただけのつもりが思わぬ事態を招くということも十分あり得ます。

情報発信する側の責任、モラルを考えさせられる内容にもなっています。

今日のアクション

一貫して感じるのは、この本著者朽木さんの医療情報に対する責任感と誠実さです。情報化社会とつきあって行かざる得ない現代。全て人に一読して欲しいです。

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