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WordPress 5.0リリース間近!新エディタ「Gutenberg」の使用感と課題点まとめ

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WordPress 5.0のリリースが近づいて来ました。当初のリリース予定日は11/19だったのですが、スケジュールが延期となり最新の情報では11/27にリリースの予定です。

WordPress 5.0の最大のトピックスは新エディタ「Gutenberg」です。WordPressの使用感が大きく変わる大きな変更なのですが、未だ認知度はいまいちといった印象を持っています。

今回は改めて「Gutenberg」について解説してみます。

新エディタ「Gutenberg」の特徴

「Gutenberg」とはWordPress 5.0から標準搭載されるエディタのことです。WordPress 5.0にアップデートして、何しなければ記事を更新する際に自動的にGutenbergが使われるようになります。

Gutenbergは今まで利用されていたエディタとは全く異なるため、多くの人が混乱することが予想されます。

Gutenbergの最大の特徴は、ブログ記事の編集をブロック単位で管理することです。文章のパラグラフごとにブロックで管理できるのはもちろん、画像やアフィリエイト広告などもブロック単位で管理できるようになります。

このため、記事の中での文章の入れ替えやリンク位置の調整などが比較的簡単になります。ブログから広告収入を得ているブロガーさんなどには一定のメリットがあります。

また既存のエディタはビジュアルモードが付いていましたが、やはりHTMLをしらないとレイアウトの微調整が出来なかったりしたのですが、Gutenbergではコードを知らなくてもレイアウトの調整がしやすくなっています。

これまでのエディタに慣れ親しんだユーザーにとっては違和感を感じる部分もありますが、WordPressを使っておらず、これから新規で利用するユーザーは使いやすいと感じるのではないでしょうか。

懸念されている問題。オリジナルタグ

ここまで記事を読んでなかなかいいじゃないかGutenbergと感じた方。少々お待ち下さい。Gutenbergの導入はエディタというクリテイィカルな部分の大幅な変更にため、やはり課題となっている点もあります。

Gutenbergは、ブロック単位での編集を実現するため、Gutenberg独自のタグが記事中に含まれるようになっています。

たとえば、当記事の冒頭部分ですが、ソースコードをみるとこんな感じです。

囲んだ部分は全てGutenbergのオリジナルタグです。このようにブロックの区切りを識別するために使われています。

新規で記事を書く場合については特に問題ありません。人によって好みはあるかもしれませんが、問題なく利用することが出来ます。

既存記事の中のタグが消える!?

長くブログをやっていると、それなりのブログ記事が溜まってきます。過去の記事の中には情報として古くなっているため、過去記事をメンテナンスする場合があります。

ですが、当然のことながら既存記事にはオリジナルタグは含まれていません。既存の記事をGutenbergで開こうとすると、記事が全て1ブロックの中に入って表示されてしまいます。

これでは編集しにくいということで、Gutenbergには旧エディタの記事を新エディタのフォーマットに変換する機能があります。ですが要注意!不用意に変換してしまうと一部のHTMLタグやCSSが消えてしまうのです。

例えば、こちらの旧エディタで書いた記事の場合、今商品へのAmazonのリンクが含まれています。

これをGutenbergの変換機能で変換します。

そうすると、なんとAmazonのリンクが消えてしまいます。

もしこの状態で保存してしまうと、そのまま広告タグが消えたままで公開されてしまいます。この状態になってしまっても、保存しなければ元に戻せますので慌てないで下さい。

対策は「Classic Editor」を入れて様子をみること

このようにすでに長年WordPressでブログをやっている人には致命的な問題をGutenbergを含んでいます。今のところ、決定打になるような解決作は提示されていません。

唯一の対応策は、WordPressに「Classic Editor」のプラグインを導入して、WordPress 5.0がリリースされても当面はGutenbergを使わないで様子をみることです。

Classic Editorの設定方法はこちらの記事から。

WordPressはオープンソースのソフトウェアなので、世界中の優秀なエンジニアが開発に参加しています。いずれこれらの問題の解決策が提示される可能性は高いと考えています。

それまでは「Classic Editor」を利用するほうが賢明でしょう。ただし、現時点でWordPressのコア開発チームは「Classic Editor」のサポートを2021年の末までと考えているようなので、どこかのタイミングでGutenbergに切り替えることは必須と言えるでしょう。

今日のアクション

WordPress 5.0のリリースとGutenbergの話題は、とても大きな変更なのですが今一歩情報が行き渡っていないようなので改めてまとめてみました。リリースされてから慌てないように今から準備しておきましょう。

 

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この記事を書いた人

累計16000部突破の電子書籍「《増補改訂版2020》本好きのためのAmazon Kindle 読書術: 電子書籍の特性を活かして可処分時間を増やそう!」著者。Kindle本総合1位を2度獲得。その他WordPressプラグイン「Sandwiche Adsense」を開発。「コミュニケーションの力で新しい価値を生まれる場を作る」をミッションに「モンハコ〜問題の8割はコミュニケーション」を運営中。