Echo Show 15を見て、スマートスピーカーとタブレットの境界線はいずれなくなる気がした話

先日、Amazonの新製品発表でスマートスピーカーAmazon Echo Show 15が発表されまして。これまでもディスプレイ付のスマートスピーカーはあったのですが、今回は15インチというさらに大きなディスプレイが搭載されています。

私はこの製品を見た時に感じたのですが、そのうちスマートスピーカーとタブレットの境目は無くなるのではないかと。ちょっと感じたことをまとめてみます。

Echo Showに足らないのはタッチパネルの精度

私も自宅に、初代Amazon Echo Showを置いています。音楽再生やニュースを流したりするのはもちろんのこと、「アレクサ、○○をして」と声をかけることで、電気やエアコンをつけたり出来るようにしています。

この他にもAmazon Echo ShowはAmazonのプライムビデオやYoutubeも見ることが出来ます。ただ、音声だけでは操作しずらいので細かい操作はタッチパネルでしたくなります。その時に感じるのが、タッチパネルのレスポンスの悪さ。見たい動画などをEcho Showで見ようとするとどうしても、タッチ操作のもっさり具合にイライラしてしまいます。

今回、Echo Show 15では画面がさらに大きくなり、タッチパネルに関するニーズはさらに強くなるはずなのですが、この点がどの程度解決されているかが気になります。

ホーム画面で情報俯瞰出来るようにしたiPadOS 15

一方で先日リリースされたiPadOS 15では、ホーム画面にウィジェットを配置出来るようになっており、よりホーム画面で自分に必要な情報を俯瞰して見ることが出来るようになっています。特にiPad Proは12インチのモデルもあり、よりホーム画面の情報の一覧性や俯瞰にしやすさに重きを置いている気がします。

さらにiPadでは、Siriによる音声入力も可能ですし、AmazonのFireタブレットにもAlexaが搭載されています。ただ、タブレットメインで使用していると、SIriやAlexaはどちらかというと少し邪魔に感じることすらあります。

特にFireタブレットには、ShowモードというFireタブレットをそのままEcho Showのようにしてしまう機能があるのですが、イチイチモードを切り替えるないといけないという点がイマイチです。

タブレットとスマートスピーカーをシームレスに行き来できるUIが欲しい

このように考えていくと、元々は別の製品だったタブレットとスマートスピーカーですが、個人的には少なくともOSは統合される方向に向かったほうがいいのではと感じています。

AppleはHomePodで失敗して、スマートスピーカーからは撤退していますが、例えば据え置き型のiPadのような製品が出たら需要はありそうな気がします。Siriを強化して、音声とタッチパネルをシームレスに使える製品になれば、かなり最強だなと感じています。

Echo Showにしても、アレクサスキルはイマイチ日本で盛り上がっていませんが、結局音声だけで完結できる操作に限界があるからではないかと。もっと、音声+タッチ操作で操作できるものが出てくれば、新しい可能性が開けるのではと感じるのです。

今日のアクション

今日の話は、私が日頃Amazon Echo Showを使っていて感じていることです。特に根拠ある話ではありません。あしからず。