ウィズコロナ時代に新しい仕事観を考える方法〜【読書レビュー】人生100年時代 不安ゼロで生きる技術

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人生100時代、国民総活躍時代、ライフシフト…これからの言葉は一見すると前向きな言葉に聞こえますが、冷静に考えると不安要素の塊であることが分かります。仕事、お金、健康、人間関係、これまでの考え方では通用せず、新しい考え方が必要になると感じています。

人生100年時代 不安ゼロで生きる技術: 「安心力」が手に入る10の話

だだでさえ、多くの人達が漠然とした将来不安を抱えていたところにこのコロナショックが起こりました。これからを生き抜くための必要なマインドセットといは一体どのようなものか考えてみます。

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新しい時代を生きるために必要なことはマインドセット

よく言われている話ですが、これまでの日本の教育制度や社会制度は、経済の右肩上がりを前提に構築されていました。そして制度や社会の雰囲気というものは、そこで生きる人々の思考に大きく影響を及ぼすものです。失われた20年とか30年とか言われている今でも、その影響は色濃く残っています。

根本的に考え方を変えないといけないのは分かっているけれど、どう変わればいいのかが分からないというのが多く人の本音なのではないでしょうか。

働き方改革や複業解禁など、新しい風は吹きつつありますが、そもそも我々にとって働くとはどういうことなのか。仕事とどう向き合えばいいのかなど、ある種、哲学や思想に近いかもしれないこの部分について、本書は真正面から向き合っています。

フランスにはハガロレアと言われる、答えのない問題と如何に向き合うかを考える授業があるといいますが、多くの日本人は答えのない問題に向き合うのが苦手です。このことが仕事に収入以外の目的を見いだせず、仕事が苦行となっている人が増えている一因ではないかと感じています。

本書は、倉園さんの仕事や働くこと、そして人生に対する考え方を通じて、自分の仕事観を見直すきっかけになる本となっています。

なお、倉園さんの思考法をもっと知りたい方はこちらのYoutubeチャンネルもおすすめです。

新しい働き方を見につけるための3つのポイント

主体的に生きるというのは幻想である

私達は自分の人生は、努力して自分の手で切り開くモノ。失敗したら全て自分の努力が足らなかったからだ、そういう自分に言い聞かせて生きてきました。もちろん、目標に向かって努力することはとても素晴らしいことですし、出来ることはやるべきでしょう。

ですが、就職活動に面接にしても、仕事の案件に依頼にしても、あるいは、恋愛や結婚にしても相手に選ばれなければ成立しません。実は、人生というのは案外、受動的に選ばれるものが多いのです。

何事も自分でコントロール出来るという意識は、この変化の激しい時代においては未知の選択肢の前に身動きが出来なくなってしまいます。肩の力を抜いて、受け身で決めるくらいの気持ちがあるほうが、予期せぬチャンスが目の前に訪れた時に柔軟に飛び込むことが出来るのです。

悲劇の主人公にならない

トラブルに巻き込まれたり、失敗した時、その出来事以上に落ち込んで身動きが出来なくなることがよくあります。どうせ自分なんて。私のようなネガティブな人間はすぐにこのように考えてしまいがちです。

ですが、これは事実ではなく、自分自身が頭の中で作ったストーリーです。人間は物語を作る生き物なので、頭の中で自分を悲劇の主人公にした物語を作り、何度も繰り返し再生してしまうのです。

なぜそのようなことをしてしまうかというとメリットがあるからです。自分が悲劇の主人公になることで周りの人から同情して貰えたり、あるいは再び同じ挑戦をしなくていい理由を自分自身でつけることが出来ます。そう傷つきたいと願っていたのは自分なのです。

もし、そういう自分に気が付いたら「それは本当ですか」と自分に聞いてあげて見て下さい。少し客観的に自分を見つめ直すことが出来るかもしれません。

現状を否定する理想の追求の仕方は辞める

人生100年時代、個人差はあるにせよ、会社勤めであれ、フリーランスであれ、仕事をする期間は長くなっていくのは間違いないでしょう。そのような状況の中で、これから先も我々は理想の仕事の状態を求めて試行錯誤を繰り返すでしょう。

それは悪いことではないですが、我々は自分の理想との付き合い方が正しいのかということを考える必要があります。

我々が理想を掲げるとき、あわせて「現状維持を続けることは衰退である」「現状に甘んじてはいけない」などと現状否定とワンセットで考えています。

ですが、この考え方は常に現状を否定して、ダメな自分を作り上げていく考え方です。ですが、それは同時に常に自己否定をすることにつながり、膨大なエネルギーを失うことにもなりかねません。

スポーツの世界でも、かつては大舞台で「欲しがりません勝つまでは」的に自分を追い詰める選手が多かったそうですが、今活躍する若手のトップアスリートは、十分にトレーニングをしつつ、最後は試合を楽しもうとリラックスして望む人が多くなっています。ボクシングの井上尚也選手などもそうでしょう。

自分の現状を否定して、理想に近づく思考法は自分を壊して恐れのある古い考え方なのです。

今日のアクション

本書をテーマにした読書会を9/9(水) 20:00よりオンラインで開催します。新しい時代の働き方、考え方について思索を深めたい方には何かしら新しいヒントを提供出来る会になると自負しております。フルってのご参加お待ちしております。

お申し込みはこちらから↓

倉園佳三×モンハコ×イベントスペース 星の砂 Tokyo 著者と語るしつもん読書会 人生100年時代 不安ゼロで生きる技術 | Peatix

倉園さんの本はこちら。

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