米MSを変革したコミュニケーションメソッド!NVCの勉強会に参加したよ!

最近、力を入れて勉強しているコミュニケーションメソッドがNVC(非暴力コミュニケーション)です。当ブログでは、以前書籍の紹介もしています。

働き方改革はコミュニケーション改革から | モンハコ

先日、お世話になっているコワーキングスペース茅場町コエドさんでNVCの勉強会が開催されたので参加してきました。大枠の内容は本の紹介で書いたので、今回は勉強会で気になった部分をまとめてみます。

キリンの言葉とジャッカルの言葉

NVCを勉強していると頻繁に出てくるのが、キリン語とジャッカル語というワードです。キリン語とは、大きな心で愛を持って言う言葉の意味でこれはキリンが地上でもっとも大きな心臓を持つところから来ています。

一方のジャッカル語は、支配的で他人をコントロールするような言葉です。ジャッカル語には優劣や人に評価を加えるような言葉が多く含まれています。

NVCでは、感謝以外の言葉全てリクエストであると考え、評価や優劣をつけることを良しとしません。そうではなく、キリン語を使い愛をもってリクエストをすることで深いコミュニケーションが図れると考えています。

例えば、あなたの机は汚いはジャッカル語で言外に評価が含まれています。ですが、その奥にあるのは、机にキレイにして欲しいというリクエストなのです。

まだ、100%理解しきれたとは言えないのですが、考え方としてはアドラー心理学の課題の分離選択理論の上質世界の考え方に近いようにも感じました。

キリンの言葉で伝えるワーク

キリンの言葉、ジャッカルの言葉について学んだ後は、参加者それぞれがここ最近の体験をベースに、NVCのフレームワークOFNRを使ってキリン語で相手にリクエストするワークを実施。

NVCでは、相手にうまくリクエスト出来ないのは自分の中に満たされていないニーズが含まれていないからだと考え、それを自分の意識の中に顕在化することが出来れば相手に対して、支配的でなくリクエストできると考えているのです。

例えば、相手がなんなくブスッと不機嫌そうにしていること(観察)に対して、自分が怖いとか近寄りづらいと感じる(感情)のは、実は自分自身の中に親しみやすさや気のおけなさを大事にするというニーズがあるからです。

だからこの場合、普段と印象が違う理由を聞かせてくださいとリクエストするという対応が考えられるのです。

こちらはニーズをカードで表現するトランプ

なぜ今NVCなのか

NVCが今注目されている理由はいくつかあると感じていますが、わかりやすい理由として米国のマイクロソフトが導入して大きく成果をあげていることがあります。マイクロソフトは2014年からCEOにインド出身のサティア・ナディラさんが就任されています。

このナディラさんが就任と同時に肝いりで始めたのがこのNVCです。実際、当時米MSの中にいた人によれば、人を非難したり、足を引っ張ったりする風土が劇的になくなったとのことでした。

職場における心理的安全性が生産性に影響することは広く知られるようになりましたが、多くの日本の組織では未だに、減点方式による評価によって自分の首をしめているところが多いです。

これまで仕事をする上では、感情を殺して機械となることを求められてきた部分がありますが、それに限界を感じている人が多く、もっと感情を尊重したスタイルにかわる必要があるのです。

それを実践する具体的なメソッドとして、NVCは秀逸であり注目を集めているのです。

今日のアクション

私自身がまだ、NVCを十分に理解した状態とは言い難く、今回の記事は私の解釈が多分に入っています。ひょっとしたら間違った解釈が入っているかもしれないことをご理解ください。

次回は4月4日に茅場超コエドさんにてNVCの勉強会を開催予定です。ご興味あるかたは是非。