2017年も残り一ヶ月を一ヶ月を切りました。振り返ると今年もいろんな本を読んでいます。そこで今年読んだ本をもう一度振り返って、印象に残っている本をピックアップしてみることにします。
私は書籍はKindle Oasisで読んでいます。
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伝えることからはじめよう
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元ジャパネットの社長、高田明さんの自叙伝的な本です。テレビでお馴染みのあの軽妙なトークはどのようにして生まれるのか、ジャパネットは如何にして今のような大きな会社になったのかが、高田社長の半生を通じて描かれていきます。
あれほどの大企業の社長の書いた本ですが、読むと不思議と自分も頑張ろうという気持ちになります。高田明さん、最近はV・ファーレン長崎の社長として、再び注目を浴びています。やはりもっている人なのでしょう。
夜と霧
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有名な書籍ですが、今年電子書籍化されていることに気付いて手にとりました。
オーストリアの心理学者フランクル氏のアウシュビッツの強制収容所での体験を綴っています。フランクル氏は心理学者でありながら、臨床の現場にたつ精神科医で、ただの体験記ではなく、心理学的な観点からも状況分析がされています。
目を覆いたくなるシーンも沢山ある一方、極限状態に追い詰められも人間としての尊厳と誇りを失わなかった人たちの心の強さを感じることのできる本です。
フェルマーの最終定理
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一応学生時代の得意科目は数学でした。そのころ、よく高校時代の先生が話題にしていたのがフェルマーの最終定理です。その後、証明されたという話をどこかで聴いてそれきり忘れていたのですが、本を見つけたので読んでみました。
本書の内容はフェルマーの最終定理を証明するために必要な数学の定理、公式をその成り立ちから歴史をさかのぼって時代背景まで踏まえて解説しています。決して登場する全ての定理を理解できるわけではありませんでしたが、数学の大河ドラマを見るような感覚で楽しむことができます。
世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?
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世の中に同じような状況、条件から同じことをはじめてもうまく行く人とうまくいかない人がいます。その差はなんなのか、原因はいろいろ考えられますが私は感性、すなわち美意識の差ではないかと考えています。
今後人工知能の社会への普及により人間の勝負どころはどんどん感性に寄ってくると感じています。そしてそのためには日頃から自分の美意識を鍛える必要があるかと。生涯現役が当たり前になる時代に働きがいをもって生きるために参考になる書籍です。
世界を変えた10冊の本
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世界の歴史に影響を与えたといわれる名著を池上彰さんの視点で紹介してくれている本です。私は単科大の工学部出身のせいもあって学生時代はいわゆるリベラルアーツを軽んじていました。
ですが、現代は個別の技術はすぐに陳腐化する時代なので、総合力で勝負する力が必要だと感じています。本書は歴史的な名著をわかりやすく紹介してくれているので、教養のない私にはうってつけでした。本書を読んだら原書のあたるとうのもおすすめです。
革命のファンファーレ 現代のお金と広告
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インターネット界隈では、何かと話題になることが多いキングコング西野さんの著書です。内容は現代ビジネス論のような内容になっていて、ひと言で言えば現代のビジネスはお金より信用が命。信用があればお金は作れるということが主題です。
西野さんと言えば今年の春頃に絵本「えんとつ町のプペル」をインターネット上で無料公開したことが話題になりましたが、その狙いや反響、後日談についても書かれています。「えんとつ町のプペル」の舞台裏が気になる方も要チェックです。
実践 行動経済学
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今年行動経済学でノーベル経済学賞を受賞したリチャード・セイラー氏の著書です。私は行動経済学が大好きでして。行動経済学とは、人間は合理的に生きれない生き物であるとう前提にたって、経済学と心理学の境界分野を研究したことから始まった学問です。
本書のテーマはナッジについて。ナッジとは、つっつきという意味で、人に行動を促すしかけのようなものです。アメリカではこの考え方を利用して、確定拠出年金の加入率を大幅にあげて社会保障費の削減に成功したそうです。
今日のアクション
今年もたくさん本を読みましたが、印象に残っている本は限られているなというのが振り返った感想です。読書の仕方をもう少し、量から質にシフトする時期来ているのかもと感じています。