私は読書の7〜8割を Kindleでしています。 Kindle本は欲しいときにすぐ購入できるし、持ち運びもラクだし、隙間時間で気軽に本が読めていいことばかりです。
ですがデメリットがないわけではありません。特に注意しなければならないのは Kindle本はAmazonのと出版社との契約の問題などで突然配信停止になることがあるということです。
私は書籍はKindle Oasisで読んでいます。
Kindle OasisとKindle Paperwhiteとの違いって何?
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要注意! Kindle本は配信停止になる場合もある
いつのまにかKindle版がなくなっていた
私は2013年に「人間関係をしなやかにする たったひとつのルール はじめての選択理論_」を Kindle版で購入していました。
その時は Kindle端末を買って間もない時期で、そんなに Kindleで読書をしていたわけではなく、買いたかった本に Kindle版があったので試しに購入してみるというスタンスでした。
Kindle本の中でもかなり初期に購入した本なので、印象に残っています。
ところが先日この書籍のAmazonのページを確認したところ、 Kindle版の販売がされていなかったのです。
思い違いではないのかと念のためAmazonのページから購入済みの Kindle本を再検索してみたところ、購入済みの中にはきちんとこちらの本が残っていました。
そう、私は間違いなく Kindle本を購入していたのです。
ですが、もしなにかの都合でこの Kindle本のデータを削除してしまったらもう2度と購入出来ません。
電子書籍の弱点はAmazon一極集中
この本について Kindle版の書籍が販売されなくなった詳細な理由というのは私には知るよしもありません。
ただ、現代の電子書籍市場は実質Amazonの一人勝ち状態なので、もしAmaoznで Kindle本が配信停止になると他のところで手に入れる可能性は低いです。有名な本なら別ですが…
競合している他社の電子書籍サービスもありますが、今のところサービスの質と品揃えの両面で Kindleに及ぶものはありません。
Kindleは素晴らしいサービスですが、それはAmazon一極集中という諸刃の剣でもあります。
2016年にKindle Unlimitedのサービスが始まったときに、 出版社とAmazonの間でトラブルが発生したのは記憶に新しいところですが、トラブルでなくても何かの都合で欲しい本の Kindle版をAmazonが取り扱わなくなれば購入できなくなるのです。
保存用は紙で買う
普段から電子書籍での読書は快適だし、素晴らしいよ言っている立場なのですが、もし永久保存版として何度も読み返したい本があるのでしたらやはり紙の書籍を購入しておくことをおすすめします。
私の場合、本当に気にいった本であれば、電子書籍と紙の書籍を両方買うこともありますし、それで損した気分にはなりません。良い本との出逢いはプライスレスだと考えているからです。
そもそも電子書籍の購入とは何を買っているのでしょうか。それは本を購入しているのではなく、コンテンツを使用する権利です。
Kindleコンテンツのダウンロードおよび当該料金(適用される税金を含む)の支払いが完了すると、当該コンテンツプロバイダーからお客様に対して、リーダーアプリケーションまたはその他本サービスの一部として許可される形で、Kindleストアより指定された台数の対象デバイス上でのみ、お客様個人の非営利の使用のみのために、該当のKindleコンテンツを回数の制限なく閲覧、使用、および表示する非独占的な使用権が付与されます。
Amazon.co.jp ヘルプ: AMAZON KINDLEストア利用規約
このことを認識した上で、電子書籍は配信停止になる可能性があるということは頭に片隅に置いておいたほうがいいでしょう。
今日のアクション
だからといって私は Kindle否定派ではありません。やはり Kindleは使い易く洗練されたサービスなのは間違いありません。
ただ、媒体の特性を理解して正しく利用していくということが大事だと感じています。