歳をとって時間が有限であるという自覚が生まれ始めた

先月、誕生日を迎えまして現在40歳です。年齢なんてただの記号で、あんまり気にしなくていいと私は考えていました。ですが、実際誕生日を迎えて3週くらいたつと意外と自分が年齢を重ねたと感じる瞬間が多いと気付きます。

特に意識するのは、時間って有言なんだというリアリティ。

よく自己啓発系の本に「命が明日なくなるかもしれないと考えて生きよ」って書いてあったりするわけですが、正直あういう言説が苦手でした。そんなこと言われても無理だし、それって精神衛生上よくないと考えていたのです。

ですが、今の年齢になってそういう心境に少しずつ近づいてきた感があります。

今までは、漠然と生きているうちにあーいうことをしたい、こーいうことをしたいという気持ちがありつつも、心のどこかでどこかいろんな準備が整ってからという言い訳が出来ました。

ただ、自分がリアルに40代という年代に入ると、

「そのいつかは永遠にこないかもしれない」

という焦りのような、挫折のようななんとも言えない気持ちを強く感じるようになってきました。今までと同じことを繰り返していたのでは、今までと同じ結果しか出ない、そのことを強く自覚させられるのです。

たしか20代から30代に入った頃も、いろいろと焦燥感は感じていたのですが、その時に比べるとなんというかずっしりと重い感覚があります。

すくなくとも20歳くらいのころに考えていた40歳って、私の中では新しい挑戦をしたりする年齢ではありませんでした。ですが、実際に自分がなってみると心境がかなり違う。

月並みな表現ですが、まだまだ人生でやり残したことがたくさんあるのです。

飲み会の席で年上の方から

「40〜45までの生き方ってすごく大事」

となにげなくアドバイスを受けたました。

言われた本人は何気ない気持ちで言われたのかもしれませんが、私としてはかなりずっしり刺さっております。

もちろん、その5年とうのはそれを言った人の経験則でしかないので、私に当てはまるかは不明なのですが、それでもまだ5年あるという安堵感とあと5年しかないという焦燥感が混ざった、なんといもいえない感覚があるのです。

今週の気になっている本

モチベーション3.0を書いたダニエル・ピンクの新刊が予約開始になっています。今回のテーマは「タイミング」らしいです。たしかにモノごとをするのって最適なタイミングってあるなと。

モチベーション3.0を読んだときは、目から鱗の内容がかかれていたので、今回も期待値は高いです。