豊洲への移転騒動で何かと話題になった築地市場。紆余曲折を経て、今年の10月に晴れて豊洲に移転することになりました。私は割と周辺のエリアに住んでいるわりにずっといったことがなく。
お友達の梅村さんが主催しているKitchen Beeのイベントで最期の築地ツアーを開催するということで参加してきました。
市場に入るとさすが日本の台所と言われるだけあって活気があります。仲買さんの声と、お客さんの熱気で溢れています。
売っている魚も素人目にもわかるくらい新鮮さが伝わってきます。こちらはシャケの切り身ですが、普段スーパーなどでみるものとは赤の鮮やかさが違う感じです。
こちらは主催の梅村さんオススメの定食屋さん。ぶりの定食が美味しいということで、入ってみました。
注文して、しばらくするとあげたブリが目の前に登場。うん、見るからに美味しそうです。
梅村さんのオススメだけあって、口の中に入れるとホクホク、旨味が口の中に広がっていきます。出来立ての旨さも加わって築地まで来て良かったという幸せな気分になります。
再び、市場に戻ると今度はマグロがどんと並べられているのを発見。なんか築地っぽいです。
魚の鮮度は目でわかるなんて話を聞いたことがありますが、どうでしょうか。
活気が溢れる築地場ではあるのですが、ふと建物に目をやるとその古さが目に付きます。豊洲移転の根本的な理由は建物の老朽化だったわけですが、確かにこれから先この建物で営業を続けていくのは厳しそうだなと感じました。
市場ではマグロの解体しているところを目撃。テンションがあがります。
市場の外の場外市場は外国からの観光客で溢れていました。よくニュースなどで見る光景そのままです。
観光名所として定着した築地。確かにその名前がなくなってしまうのは嫌だという声が出るのも理解は出来ます。ただ、市場自体がなくなってしまうわけではないので、築地からの歴史を受け継ぎつつ、前向きに発展してほしいなぁと願うばかりです。
今週の気になっている本
お友達の映画ブロガー柳下さんが翻訳に関わった築地の写真集です。海外の人から見た築地がどう見えるかという視点でまとめられています。今度築地が豊洲に移転すれば、こういう本は資料としての価値も出てくるのではないでしょうか。