フルリモートな社会はくるのだろうか

先日、IT系のとある勉強会に参加してアフターコロナの社会は、フルリモートの社会となり、人と会うのは特別なことになるのではないとという話で盛り上がりました。

今年がリモートワーク元年の年であるとするならば、今後一気にリモートワークのための技術が発達し、仕事をするにしても何にしても直接会う日必要が無くなってくるのではないかと一人の方が言われていました。

たしかに、今まで一部のITに詳しい人の間だけで使われていたZoomなどのアプリが、ここ数ヶ月で一気に一般的になり、セキュリティ対策が強化されていったことを考えると、今後より優れたリモートワークのためのサービスは当然現れて来そうです。

ですが、私自身はいくらツールが進化しても、世の中がフルリモート化するのは難しいと感じています。

もちろん、ZoomやSlackのような優れたツールがあれば、今まで以上に直接会ってコミュニケーションを取る割合はまだまだ減らすことが出来る余地があると感じます。ですが、全てのやりとりをオンライン化するのは無理でしょう。

というのは、仕事における人間のコミュニケーションは直接的な言語だけでするものはではなく、その場に共有された暗黙知や、企業文化的の上に成り立った上に成立しているからです。これはツールが進化してもなかなかに共有するのは難しと感じるのです。

人が集まるってコミュニケーションが産まれ、文化が発達する。そう考えれば、人が全く集まらずにフルリモートで成り立つ世の中は来ないと感じるのです。

もちろん、だからといって私はリモートワーク否定派ではなく、無駄な会議や満員の通勤電車などは、この機会にどんどん無くしてリモート化はしていき、もっと個人がフレクシブルな働き方が実現して欲しいとは願っているのですが。

今週の気になっている本

リモートワークも一般的になり、あらためて働き方に関する本をいろいろ読んでいます。こちらもその一つ。やはり、一人の特定のスキルや業界だけで生きていける時代は長くは続かないかなぁと。その意味で複業という考え方は凄く大事ですね。