自分に正義があると信じている人に議論では勝てない

当ブログでは、コミュニケーションに基本は人の話を聴くことですと書いています。コミュニケーションにおいては、人の話を聴いて相手を受け入れることで、自分が受け入れて貰えるというのが基本だと考えているからです。

ただね、たまにそういうコミュニケーションスタイルだとうまく行かないこともあります。

特に、この人とコミュニケーションを取るのが難しいなと感じるのは、「自分、あるいは自分の主張に正義がある」と心の底から信じている人。正直なところ、こういう人とは、先に話したようなコミュニケーションの仕方をしても結構難しいかなと感じています。

本来、誰しも何か主張をする際には、自分の主張に正義があると信じているはずなのですが、その一方で相手の主張に耳を傾ける余白も合わせ持っているもの。特に私のような理系人間の場合、心のどこかで世の中に絶対はないって考えています。だからどんなに自分の意見が正しいと考えても、少しは、「でも違う見方もあるかも」と考えています。

だから、物事を多面的に見れるというメリットもあるのですが、反面、あまり強く主張出来なかったりします。多分見る人によってはそれが頼りなく見えたりするのかもしれません。

でも、たまにそれが全くない人がいて、絶対に自分の主張を曲げないというか、人の意見を聞かない人もいます。こういう人って、自分に正義があるって揺るぎなく信じているんですよね。

正直、いくら論理武装しようと、私はなかなかこういう人と何か議論をして、勝てる(考えを変えてもらう)ということは難しいと感じています。やっぱり絶対に自分が正しいと信じている人には勝てないのです。

自分はどちらかというと自分に自信がいつも無くて苦労しているほうではあるのですが、一方でこういう人といるのは、ちょっと息苦しいとも感じてしまうのです。

今週の気になっている本

スマートフォンで我々の生活はとても便利になりましたが、正直に見過ぎると疲れるなということは私でもあります。やっぱり脳への影響というのはあるのかもしれません。今やスマホ無しでは生活出来ないので、付き合い方を考えるために読んでみることにします。