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自分の人生を自分で全部コントロール出来るっていう感覚は奢りだよね

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私も人生の折り返し地点を過ぎたくらいの年齢になりました。

自分の人生を振り返ると、必ずしも家庭環境が良くなく、子供のころは特にお金がありませんでした。その状況から、なんとか公立の高校、国立の大学に入り、普通に就職しています。

ここまでの話をすると、努力したんだねとか、頑張ってたねということ言う人もいるのですが、なんというか、それは感覚的にはかなり違っていて、そこしか道がなかったので、その道の上を歩いたという感覚が強いです。

例えば、自分が公立の高校に入れたのは確かに受験勉強をしたからなのですが、運が良かったのは家から歩いていけるところにたまたま進学校だった母校があったから。おそらくこれが一駅以上離れていれば、親と通学費用で揉めて、いけなかったはずです。

社会人になってからの話をすると、電子書籍は多くの方に読んで頂いていますが、ビジネスマンとして何か輝かしい実績があるかというとそんなことは全くなく、どちらかというと自分の力が足りないことを感じることが多いです。普通の家庭環境で育った人で私より能力があって、結果を出している人はたくさんいます。

電子書籍のアイデアにしても、元を辿るとブロガーの友人がくれたアドバイスからヒントを得ていて、いろいろな人との関わりの中で生まれています。なんというか、自分が生み出そうとして生まれたというよりも、流れの中でなるべくしてそうなった感覚が強いのです。

一方では、ビジネスの面で、自分のやれることを全てやったにも関わらず、自分の影響の及ばない要因のせいでうまく行かなかったこともあります。正直、立ち直るまでにかなり時間要しました。

ちょっとわかりにくいかもしれませんが、何が言いたいかというと、自分の人生を自分の努力でコントロール出来る感覚っていうのは、ちょっと奢りではないかと感じているのです。努力したから自分の人生を挽回出来たとか、努力が足りなかったから失敗したというのはちょっと違う気がするのです。

人生を振り返って、成功も失敗も自分の努力だけでどうにかなったことは、あまりないのです。

向上心を持ったり、努力することは大事ですが、だからといって自分ではどうにもならないことが世の中にはあるということをしることが大事だし、そうしないと挫折している人、心折れている人をただただ排除するだけの心のない人間になってしまう。しかも、それは巡り巡って自分に結局返ってくるものだと感じています。

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この記事を書いた人

累計16000部突破の電子書籍「《増補改訂版2020》本好きのためのAmazon Kindle 読書術: 電子書籍の特性を活かして可処分時間を増やそう!」著者。Kindle本総合1位を2度獲得。その他WordPressプラグイン「Sandwiche Adsense」を開発。「コミュニケーションの力で新しい価値を生まれる場を作る」をミッションに「モンハコ〜問題の8割はコミュニケーション」を運営中。