愛された者だけが愛することが出来る

個人的に猫の動画をYouTubeで見るのが好きです。猫の動画ならいつまでも見ていられます。

最近、よく見ているのは野良猫を保護して、家猫として飼い慣らしていくまでの動画です。最初は、人間のことを怖がって、威嚇したり、時には引っ掻いたりする猫が、段々人間に心を開いていて優しい顔つきになって行く様をみるのが好きだったりします。

厳しい環境で育った野良猫は、猜疑心が強く、なかなか人間を信用しません。それが飼い主に愛情を注がれることによって、少しずつ優しくなっていくのです。

で、これって人間に置き換えても全く同じことが言える気がします。

よく日本には、厳しい環境で育ったほうが立派になれるみたいな社会通念のようなものがあるのですが、私はこれをかなり怪しいと感じています。

多くの場合、厳しい環境で育った人というのは、人に対しても厳しくなり、孤独にな人生を送る人が多いのではないかと感じるのです。

もちろん、猫に比べれば人間の人格を形成する要素は多岐に渡るので一概には言えないのかもしれません。それでも人も猫も同じ動物であると考えれば、基本は同じなのではないかと感じるのです。

例えば、子供のころに親から酷い虐待を受けていた人が自分が親になった時に、気が付くと、子供にも同じように虐待をしていたみたいなケースは結構あるわけで。

自分が愛されたことがあるものだけが他者を愛することが出来る

のだと真面目に感じるのです。

今週の気になっている本

写真の勉強をしているとだんだんデザインのコトも気になり始めまして。再びデザイン思考の本を読んでおります。写真を学ぶ前に読んだ時よりもより深くデザインについて考えることが出来るのではと考えております。