自分の写真を好きになることは、自分を好きになることにつながるかもしれない

写真を学ぶようになってから1年以上が経過しています。それまでアート的なことに全く縁がない人生を歩んでいたため、学んでいるとなかなかに新しい発見をすることが多いです。

ちょっと偉そうな言い方ですが、写真を学んでいると時々、世の中の普遍に真理にように聞こえる考え方を学んでいる先生の話から聞くことがあって、いろいろと考えさせられてしまいます。

その中でも衝撃だったのは、写真を上達するには、「自分の写真を好きになること」という言葉。私にとってドキッとさせらる言葉です。

恐らく、この言葉は写真だけに留まらず、人生の様々な局面で当てはまる気がしますし、究極的には、自分自身のことが好きな人には勝てないと感じることが多いです。

私は、子供のころから自分のことが好きではありませんでした。

心のどこかで、自分は人より劣った存在だとか、自分の中には人に知られてはいけない一面があるとずっと感じて生きて来ました。そのため、ここ一番で自分をアピール出来なかったり、無駄に引っ込み思案になっていました。まぁ 今もそうなのですが。

いくら素晴らしい実績を作れたとしても、そこ穴の空いたバケツのように、時自分に対する自身が無くなっていく感覚は今もあります。

これが生来の気質なのか、生まれ育った環境による影響なのかは、ちょっと分からない部分があります。

振り返ると、このことが災いして、いろいろと損というか失敗したなということが沢山あります。特に恋愛関係は今思い出しても胸が痛いことが多いです。

ただ、そんな私でも実は割と自分の写真は好きだと感じるのです。自分が撮影した写真をシンプルに綺麗だと感じることがあるのです。

私は意外と自分の写真が好きかもしれない、そう感じています。

割とこう胸をはって、自分が好きだと言えるモノが少ないほうなので、ひょっとするとこれを続けて行けば、私は自分自身のことももっと好きになれるかもしれない。大した根拠はないのですが、最近はそのように感じているのです。

今週の気になった本

写真仲間のある方が、写真と向き合っていると自分の中の何かが整っていくきがすると言われたことがあるのです、この言葉が印象に残っています。

あらゆる問題の答えは、自分の中にあるとはカウンセラーの方がよく言われることなのですが、私は写真を撮ると言う行為を通じて、自分の内側を整えているのかもしれません。