ここのところ、友人知人、あるは友人の親族の訃報に立て続けにありました。
私自身の日本人の平均寿命から考えると人生の折り返し地点を過ぎ、少なからずそういう話がある年齢になってということを自覚させられます。
さらに言うと、人が亡くなった時というのは、少なからずその人のそれまでの生き様が現れるものだと、いろいろな人の姿を見ながら感じているのです。
昨年、ある友人の奥さんが亡くなりました。当時は緊急事態宣言が出ていた時期だったこともあり、お葬式は親族のみで、故人の友人などを交えた告別式はしなまま1年の時が経ってしまいました。
そして、先日、1周忌を機に友人の奥さん偲ぶ会という形で、友人知人が集まる会が設けられました。私自身は、その奥さんとは1,2度会釈をした程度で、人となりについて詳しくは知りませんでしたが、会のお手伝いをする形で同席させて頂きました。
そして、その場に立ち会って感じたのは、その人に生き様は間違いなく素晴らしかったのだろうということです。
亡くなって1年以上経つにもかかわらず、故人にお世話になった方が全国から100名以上も訪れていました。故人を偲ぶ会ということで、関わりのあった人達がエピソードを披露していく機会があったのですが、なんというかその話を聴いているだけで心温まるような感覚になりました。
決して有名企業の重役や役員だった訳でもなく、ひたすらに個の繋がりでこれだけの人あつまったことを考えると、この人の生き様は本当に素晴らしかったのだろうと感じたのです。
例えば、明日自分が死んだとして、どれほどの人が集まってくれるだろう。その時、私の人生はどんなものだったと友人達は言うだろうと、かなり真剣に考えるきっかけになりました。
明日死ぬかもしれないから悔いが無いように生きようというのは、自己啓発書の常套文句ですが、それはただ好きなことをやればいいということではなく、自分の周りの人との関わるも含めて考えることだと感じた1日でした。
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