【ネタバレ無し】THE FIRST SLUM DANKを見てきたので感想などを書いてみる

タイトルの通り、THE FIRST SLUM DANKを映画間に行って見てきました。

私は、もろにSLUM DANKの影響を受けた世代でして。このマンガの影響を受けて中学の時にバスケットボール部に入部しました。左手は添えるだけとか、庶民シュートとか、もろに言ってた世代です。

で、感想なんですけど、良かったです。ベタですけど。

映画の内容は、原作のストーリーはそのままに、新しい解釈を加えた作品という内容でした。

原作は30年近く前の作品で、単行本も何度も読んでいるので、結末はわかりきっているのに、見ている時は手に汗握ってしまいました。

公開する前は、声優の交代なんかが発表されて、内容を不安視する声が目立っていたのに、公開された世間の評判が180度変わって絶賛されていたので、一体何がそこまでと気になっていたのですが、その訳がよくわかりました。いや 面白いというか感動しました。

ただ、ちょっとだけ残念なのは、作中で私が好きな台詞がいくつかカットされていたこと。

まぁ これは全体の尺の都合や全体のバランスを考えて入れないほうが良いと判断したからでしょうが、私もSLUM DANKの台詞って、ジョジョの奇妙な冒険と並んで思い入れのある台詞が多いので、好きな台詞がカットされていたのはちょっと残念ではありました。

全体としては、間違いなく名作と呼べる出来でしたし、作者の井上雄彦先生が今見せるならこれとこだわって制作したのがよく伝わってくる作品でした。

映画を見ながら感じたのは、一つのことに打ち込めるってやっぱりいいなということ。

一般的には青春の定義は、年齢で区切られることが多いのだけれど、個人的には、年齢よりもこの一つのことに打ち込めるかどうかが大きい気がしています。

年齢を重ねるとどうしても、人生経験を積んできて、適当に流すことを覚えてしまうので、一つのことに没頭するってことが減ってきがちで、放っておくと感性が鈍化してしまう。

逆に感性が鈍化しなければ、人生経験を積んでいる分、いくつからでもより成熟した深みのある青春を送ることが出来るのではないかと感じるのです。

幸い自分は、ここ2年ほど写真に出会えて、かなり没頭出来ているので、その点はとても幸せかなと。そして、あのSLUM DANKの登場人物達のように写真を撮ることにもっと熱くなろうと決意したのでした。

今週の気になっている本

ちょくちょくブログにも書いていますが、私は親とはいろいろありまして。基本的には、もう過去のことと割り切っているのですが、時々ふっと昔のことを思い出すこともあります。

と、こういう話題になると、子供は親を選んで生まれてくるみたいなスピリチュアル的な話になる本が結構あるのですが、本書はそういうことではなく、いくつも臨床を見てきた精神科医の先生が理路整然と、この手の問題との向き合い方について書いてくれています。

合理的でありながらも優しさある内容となっているので、そういうことで悩んでいる人にはおすすめしたいです。