WordPressコミュニティでは、最近地域開催のイベントが盛んです。昨年のWordCamp 男木島は記憶に新しいところです。
そんななか、大田区でWordCamp Hanedaが開催されました。期間も4/20と4/21の2日間。4/20はセッションデイ。4/21はコントリビューターデイです。
セッションデイに参加して来たので、気になったものを紹介します。
WordCamp Hanedaセッションデイ!気になったセッションを紹介するよ
WordPressを知っていますか
まずはWordPressの生みの親マットマレンウェッグさんの会社Automaticの高野直子さんから、WordPressの知っているようで知らないことをクイズ形式で出題して行く形で講演。
WordPressの基本的な内容から、WordPressってどうして無料で使用できるの?誰が開発しているのなど、WordPressコミュニティでは当たり前でも一般的にはあまり知られていない質問も。
このセッションを聞いた多くの方がもっとWordPressの世界に興味を持ってくれるといいなと感じました。
WordPressコンテンツの配信の新しいあり方
まるぼんさんのセッション。スマートスピーカーが普及期を迎え、WordPressのコンテンツ配信にも音声の仕組みを導入することで新しい可能性が開けるのではという内容です。
まるぼんさんが実際に大田区の地域ブログ「大田区タイムズ」の更新情報を音声で通知してくれるデモを実演してくれましたが、見ていて面白かったです。自分のブログでやってみたくなりました。
デモのあとは、この仕組みの実現方法に解説。詳しくは割愛しますが、AlexaスキルとWordPressのREST APIを組合わせて開発されています。
WordPressを利用してECサイトを構築する最初の一歩
ECコンサルタントの田中さんのセッション。田中さんはWordPressのECプラグインWooCommerceの開発にも関わっています。
WordPressはここ数年ECサイト方面にも力を入れています。ですが、今回のセッションではWordPressの話は少なめ。話の中心はECサイトを構築するときに注意すべき点。
ECサイトは個人情報を預かったり、注文してから届くまでの時間を考えておく必要があったりと同じWordPressで構築したとしても全く違うということがわかるセッションでした。
その場でライブ解析!男木島図書館のサイトアクセスを解析してみよう
ブログをやっている人なら必ずチェックしているGoogle Analitics。今回のプロWeb解析士である小杉さんが男木島図書館のWebサイトをリアルタイム解析して頂きました。
アクセス解析というといきなり数字とにらめっこを始めそうですが、小杉さんは、アクセス解析をする際にサイトの目的、あるべき姿を明確してから解析作業をすすめるそうです。
今回の男木島図書館のサイトの目標は、お問い合わせのメールや電話の数を減らす、コスト削減。実際アナリティクスの画面を見ながらチェックポイントを解説して頂きました。
プロの解析士の視点をリアル見られる機会はなかなかないのでとても勉強になりました。
スポンサーブースも盛り上がり
今回のWordCamp Hanedaではスポンサーブースももの凄く盛り上がっていました。スポンサーとしてイベントを支援してくれている方々もPRのために様々な工夫を凝らして企画を準備して頂きました。
こちらの写真はスポンサーのロリポップさんと撮影させて頂いた写真です。
ちなみに私が利用しているサーバーはロリポップさんではないですが、同じGMOグループのConohaさんを利用させて頂いています。使い勝手いいですよ。
初心者にも優しいWordCamp
今回のWordCamp Hanedaのテーマは「START」。これからWordPressを始める人たちに参加して欲しいという願いからこのテーマになっています。
セッションも初級者向け、中級者向け、上級者向けがきっちりきっちり分けてあって、何かと敷居が高いと考えられがちのWordCampですが、はじめての人でも参加しやすくなっていました。
WordCamp Tokyoに比べるとWordCamp Hanedaは規模も小さいので少しアットホームな感じで人の顔が見える感じがしました。懇親会でも開催地蒲田の名物餃子が振る舞われていて、地域密着な雰囲気もとても良かったです。
今回は羽田でしたが、この秋にWordCamp Niigataも開催される予定。地域密着型のイベントは大型のイベントとは違った魅力があるので今から楽しみです。