本日5/25にWordPress 6.0がリリースされました。いわゆる機能が大きく変更になるメジャーアップデートです。以前からアナウンスは出ていたのですが、WordPress 6.0では5.9で実装されたブロックテーマをより実用的に使えるように機能が改善されています。
メジャーアップデートでは、多くの機能が追加されるのですが、ブロガーとして気になる機能をピックアップしていくことにします。
スポンサーリンクブロックを跨ぐカーソルの選択が可能に
これまでのブロックエディタでは、文字をコピーアンドペーストなどで編集する際に、1ブロックずつの選択しか出来ませんでした。これは、長い文章を一気に編集したいときなどにちょっと面倒でした。
今回のアップデートでは、この問題が解決し、複数のブロックを跨ぐ文章を一括で選択出来るようになっています。

リンクをショートカットキーで作成可能に
Webで文章を書いていると、他のページにリンクを入れるタイミング必ずあるのですが、これが結構面倒。そのページを開いて、URLをコピーしてという一連の作業が煩わしいと感じたことがあるのは私だけではないでしょう。
WordPress 6.0では、「[[」と入力すると、他のページへのリンクがタイトルの状態で表示されます。

そして、選択するとこんな感じでリンクが作成されます。
内部リンクはSEO的にも重要と言われているので、この機能は記事を書く効率を大幅に上げてくれそうです。
予想より堅実なアップデートという印象
今回のアップデートでは、この他にブロックテーマのブロックテーマのスタイル変更が簡単にできるようになっていたり、スタイルのエクスポートが出来る機能も追加されています。
ただ、私の感想としては、まだクライアントワークの現場で使えるほどには成熟していない印象を受けました。
6.0という節目のアップデートであるため、フルサイト編集の実現に向けて、ブロックテーマやウィジェットについてもより実用性の高まる大きなアップデートになるのではと考えていたのですが、どちらかというと堅実にブロックエディタの使い勝手が向上されている感じです。
このアップデートについては、大きな変更がなくホッとしたという人と、期待したものと違うという人で意見が分かれそうです。
WordPress自体もまさに過渡期さしかかっていると言えそうです。
今日のアクション
最後にメジャーアップデートをする時には必ずバックアップ取ってから実施することを忘れないでください。トラブルシューティングに自信の無い方は、少し様子を見てからのアップデートするほうが無難でしょう。
累計16000部突破の電子書籍「《増補改訂版2020》本好きのためのAmazon Kindle 読書術: 電子書籍の特性を活かして可処分時間を増やそう!」著者。Kindle本総合1位を2度獲得。その他WordPressプラグイン「Sandwiche Adsense」を開発。「コミュニケーションの力で新しい価値を生まれる場を作る」をミッションに「モンハコ〜問題の8割はコミュニケーション」を運営中。