ここ数年、アート思考という考え方に注目を集めています。アート思考とは、これまでの論理的、合理的にものごとを理尽くめで順番に考える方法ではなく、自分の中の感性、直感を具現化して製品やサービスを生み出す思考法のことです。
iPhoneがガラケーの延長線上に無かったように、世の中を変えるようなプロダクトは現在の延長線上にはないことが多いです。論理的な思考法は、現在の延長線上での発想しか生まれません。変化の激しい現代においては、その方法では新しい製品やサービスが生み出せなくなっているのです。
そんなアート思考について深く学べるオススメ書籍をチョイスしてみました。
ロジカルシンキングだけではもう限界!イノベーションを生み出すアート思考の書籍7選
世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?
まず最初のおすすめしたいのが、こちらの本。近年、幹部に対して美術の研修を行うグローバル企業が増えているそうです。これは、ビジネスの最前線においても、これまでのロジックで判断するだけでなく、美意識を備えた感性で判断することが必要な場面が増えているからなのでしょうl
アート思考って何、なんで必要なのと感じる方のおすすめしたい書籍です。
13歳からのアート思考
アート思考と言われても、芸術なんてこれまで縁がなかったし、私には難しそうと感じたならこちらの本がおすすめです。中学校の美術教師である著者が、芸術の歴史を紐解きながら解説してくれます。
私も芸術などに縁のない方ですが、なぜ芸術というものが生まれたのかを知れば、その見方は確実に変わります。
直感と論理をつなぐ思考法
アートの重要性はわかった。だが、ビジネスやその他の生活の部分でどう活かせばいいんだという人にはこちらの本をおすすめします。アート思考を、ビジネスの現場で活かす為の考え方やフレームワークがふんだんに紹介されいます。
感性思考
こちらのアート思考をどう日常に落とし込むかについて書かれている本。本書はアメリカのデザインスクールのカリキュラムを紹介しつつ、ビジネスの現場での具体的な事例が数多く取り上げられています。
また、本書では、それらを生み出したセンスが特別なものではなく、学べば身につけられるものであることも強調しています。特別な感性なんて自分にはないと考えている方にもおすすめです。
妄想する頭 思考する手
現在のスマホのスワイプ操作や、ARシステムにつながる仕組みを考えた暦本さんの著書です。この本墓ならずしもアート思考の本と銘打っているわけではありません。ですが、暦本さんの発想法はまさにアート思考と呼べるものです。
他のアート思考の本が、動機付けや思考のフレームワークの紹介で終わっている中、本書は暦本さんの個人的な体験に基き、アイデアからプロダクトを生み出すまでを追体験できるため、アート思考の実践に繋がるような内容になっています。
今日のアクション
アート思考については、本によって解釈が結構違う部分もあり、本のチョイスに迷いました。今回は、その必要性から、実践例まで幅広く選んでいます。これはと感じた本があれば手にとって見て下さい。