2020年もあと3週間程度となりました。今年は新型コロナウィルスに流行やオリンピックの延期など歴史に残る年になったと言えるでしょう。そんな2020年ですが、今年も本をいろいろと読んでおります。
今年、読んで良かったと感じた本を紹介します。
2020年読んで良かった本を紹介するよ
NVC 人と人との関係にいのちを吹き込む法 新版
NVCとは、心理学者マーシャル・ローゼンバーグによって体系づけられた「心の底から与えるよう導くコミュニケーションの方法」です。人と人とのコミュニケーションがうまくいかない最大の理由は、心の底にある欲求の部分を無視してしまうからだとNVCでは考えています。
リモートワークが当たり前になり、人と人のコミュニケーションはある意味で以前より難しくなったと言えます。もう一度自分のコミュケーションスタイルを見直してみたい方におすすめです。
コンテナ物語
コンテナとは、輸送の際に使われる大きな箱のこと。ただの箱の話が一冊の本になるってどういうことと感じた方、コンテナを侮るなかれです。このコンテナが登場し、規格が統一されたことによって、国と国と跨ぐ物資の輸送効率は劇的に上がり、現代のサプライチェーンの仕組みが生まれたのです。
そして、それが導入されるまでには、既得権益を守ろうとする勢力との激しい闘いの歴史があったのです。
ネットでクリックするだけ、海外からでもものが届く時代。どうしてそれが出来るようになったかを知ることが出来る本です。
「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考
現代美術って、わかるようなわからないようなとモヤモヤしている方におすすめの本。
実は現代美術は、カメラの登場によって写実的な絵を描く価値がなくなったことで、絵を描くことの意味を芸術家の人々が模索する中で生まれたもの。そして、それは自分だけのモノの見方を育てることにもつながる。
自分の考えを持てとはよく言われることですが、その本質はどういうことなのか。本書を読めばよく分かります。
13歳からのアート思考〜これからのビジネスにアートが必要な理由 | モンハコ
RANGE(レンジ) 知識の「幅」が最強の武器になる
学術やスポーツなど、様々な世界で大きな業績を残すのはどういう人か。多くの人は子供ころから英才教育を受け、特化した人をイメージするのではないでしょうか。
ですが、実際は必ずしもそうではありません。スポーツの世界にしてもテニスのフェデラーのように様々なスポーツを経験した後で、自分の得意分野を絞った人のほうが成功している事例が多いのです。
これと言った強みが自分にはないと悩んでいる方に読んで欲しい本です。
幅広い知識を強みにする方法〜【読書レビュー】「RNAGE 知識の幅が最強の武器になる」 | モンハコ
100%共感プレゼン
今年、オンライン読書会にゲストで来て頂いたe-Education代表の三輪開人さんの著書です。
三輪さんは、発展途上国に映像教材を配布するNPO法人e-Educationの代表をされています。これほどの大きな事業を実現するには、多くの人の協力が不可欠です。三輪さんの
周りには、どうして自分の夢に協力してくれる仲間がたくさんいたのか。その秘密は共感にありました。
自分の夢や目標に協力者が欲しい人に読んで欲しい本です。
貴方のプレゼンが伝わるために必要なこと〜【読書レビュー】100%共感プレゼン | モンハコ
恋愛自己肯定力LESSON
私が苦手な恋愛分野の本ですが、とても良い本だったのでご紹介。
本書のテーマは、自分が愛されないという思い込みを持っている間は恋愛はうまくいかないということ。自己肯定感の低い人は、自分で満たせない心の穴を恋人で埋めようとして失敗してまうのです。
書いていて、自分で自分をグサグサと刺しているような気分になりました。心当たりのある方には是非読んでみてもらいたい本です。
自分の心は自分で満たすもの〜【読書レビュー】恋愛自己肯定力 LESSON | モンハコ
なぜ星付きシェフの僕がサイゼリヤでバイトするのか?
複業解禁が話題になっていますが、そもそも復業する意味とはなんなのか。もちろん収入面での問題もあるのですが、それ以上に大きいのは視点が拡がることです。
本書では、ミシュランの星付きシェフだった著者が、サイゼリアで働くことによる作業の効率化か、マニュアル化のプロセスを学び、自分のお店の売り上げがあがるまでのストーリーが書かれています。
単なるブームやお小遣い稼ぎではない、本質的な複業の価値を考えさせてくれる本です。
正しい複業は本業との相乗効果を生み出す〜【読書レビュー】なぜ星付きシェフの僕がサイゼリヤでバイトするのか? | モンハコ
今日のアクション
今年は移動時間が減ったため、その分読書量も減ってしまいました。ですが、その分読んだ本に関しては印象に残っているものが多いです。
今回紹介した本は全てKindleで読むこと出来ます。Kindleの活用法は拙著をお読み頂けると嬉しいです。