いきなり部下が出来たあなたへ。リーダーシップを学べるオススメ書籍7選

日本人にはリーダーシップのある人がいない。耳にタコができるほど聴いたことのある言葉です。昨今の政治の混乱一つをとってみても、実際その通りだと感じるのですが、一方でどうすればリーダーシップは身につくのかということについて、絶対の解もありません。

リーダーシップは一朝一夕に身につくモノではありませんが、まずはリーダーシップに関する良書を読んで、考え方を知るのが良いかもしれません。今回は、リーダーシップに関するおすすめ書籍を紹介します。

いきなり部下が出来たあなたへ。リーダーシップを学べるオススメ書籍7選

はじめてリーダーになる君へ

職場などで初めて管理職などになって人向けの書籍です。リーダーは完璧で無ければならないという思い込みが強いと、逆に周囲と軋轢が生まれてしまうもの。本書では、リーダーは自分の弱みを晒したてもいいし、また、部下を頼ってもいいと書かれています。ある種とても昔ながら的なリーダー論かもしれませんが、基本としておすすめです。

リーダーと言えば、周りを率いていかないといけないと肩肘を張っている人に読んで欲しい本です。

結果を出すリーダ−の条件

日本の経営者の一人、トリンプインターナショナルの元社長吉越浩一郎さんのリーダー論です。早朝会議やデットライン仕事術などを導入し、トリンプを19年増収増益に導いたことは有名ですが、吉越さん自身は海外のビジネス事情にも精通しており、日本のリーダーに足りないものを的確に指摘しています。

2012年の本ですが、残業しないことや、きちんと休暇を取る仕事の仕方など、現在の日本人の働き方改革に通じる考え方を先駆けて提言されています。

内村光良リーダー論

個人的にウッチャンナンチャンの内村さんが大好きです。内村さんの関わった芸人さんは、それをきっかけに大きく飛躍する方が多く、芸人さんの素養を引き出す才能があるのだろうと以前より感じていました。本書は、そんな内村さんの現場での後輩芸人やスタッフとの関わり方をいろんな方へのインタビューを元に真剣に分析した本です。

職場などで後輩との接し方、育て方に迷っている方にはおすすめの書籍です。

採用基準

外資系コンサルティングファーム出身でキャリアカウンセラーの著者が、リーダーシップについて考察した本です。そもそもリーダーシップとは何か。なぜ必要なのかという原点に立ち返り書かれています。

そもそも世の中、リーダーになりたくない人もたくさんいるわけで。そのような時に、そもそもリーダーシップがなぜ必要なのか、そしてそれはどのようなものなのかを考える際に役立ちます。

悪いヤツほど出世する

リーダーは聖人君子である。日本人の中には、そのような暗黙の了解がないでしょうか。ですが、実際はかならずしもそうではありません。スティーブジョブスがある種の狂人であったことは有名な話です。そしてこのような幻想が生まれたのは、リーダー研修ビジネスなどの影響でもあったりします。

世間のリーダーシップのイメージの暗部に切り込んだ良書です。リーダーシップの常識を覆すために読むことをおすすめします。

U理論

リーダーシップの要素の中には、人を導くという部分もあると考えています。ですが、その導く先は必ずしもすでに世の中に答えが出ている場所とは限りません。そのような時、どう判断するのか。

U理論では、世の中にそれまでにない革新的な変化やサービスを生み出した組織において、その時どのような意識の変化が起きたのかをまとめています。卓越した結果を出した個人や組織では「やり方」ではなく「意識の変化」、すなわち「あり方」が大事だということが本書を読めばわかります。

人を動かす

最後に紹介する本は、リーダーシップやコミュニケーションに関する古典とも言える名著。デールカーネギーの人を動かすです。近年は、ディベートを中心に相手を論破することに価値をおく風潮がありますが、本書ではそのような姿勢を明確に否定しています。

仕事などで役割を優先して人と接する時、我々はつい相手を非難する言葉を投げがちです。ですが、人を動かすには、まずは役割の前に相手を人として扱うこと、心を大事にすることが大切なのです。

今日のアクション

ひと言でリーダーシップ論といっても、様々なものがありますが、まずは自分の性格や適性を考慮して、あったものを選ぶのが良い気がします。今回は様々な角度からリーダーシップを語っている本を集めたので、参考になる本があるはずです。

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